松木安太郎氏のサッカー解説にみる「わかりやすさ」

豆知識

おはようございます、樋口です。
相当もりあがったオリンピックのエンブレム問題。
その中でよく聞いた物言いに「デザインの意図を説明しきれていない」というものがありました。

デザイナーという肩書の人と、それ以外の人の間に、コミュニケーションのギャップが生まれてしまったように思います。

マイク

こういうことは、日常のいろいろな場面でよく起こります。
物事Aがあるとします。
日々、Aを専門にしている人が、そうでない人に向けて、自分の分野であるAのことを無防備に説明しようとするときに、ギャップは起こりやすいです。

マイク

自分たちの身内では意識しなくなってしまって、ふつうに使っている、用語や暗黙知の部分。
これは閉鎖的な村のルールであり、世間一般にはそのままでは通用しないということを理解しなくてはなりません。

マイク

Web屋にも、もちろんそれはあてはまります。
オウンドメディア、ユーザビリティ、アクセシビリティ、ワイヤーフレーム、CMS、サーバ、データベース…
自分たちでも、わかったのかわかってないのか、よく分かってないような謎の用語たちを、そのままお客様とのコミュニケーションに使うわけにはいかないのです。
自分で噛み砕いて理解して、自分の言葉として語る必要があります。
そうすることではじめて、専門外の方々と同じ土俵でコミュニケーションがとれるようになります。

この点に関して、用語の噛み砕き方に定評のあるサッカー解説者、松木安太郎氏を紹介いたします。

わかりやすさ

サッカー解説はわかりにくい?

サッカー解説者は往々にして、専門用語、専門的な表現を多用してしまいがちです。
「ループシュート」「ウィングバック」「ミドルレンジ」「ショートコーナー」
さらには
「ファイブバック気味」「バイタルエリア」「両ワイド」「しぼる」などなど…

マイク

サッカー経験者からすると、これらの言葉はすっと入ってくるので問題ないのですが、
サッカー経験がない人からすると、わけの分からない言葉の羅列になる危険性が大です。

マイク

もちろんこれが悪いわけではありません。
私もこっちのほうがむしろ心地いいです。
でもサッカーが日本でここまで発展し、人気が出たのは「自分ではやらないけど」サッカーを観て楽しむ人が増えたからでしょう。
TVでサッカー中継を楽しむ人たちのターゲット層を考えると、これらの用語を使わずできるだけ噛み砕いて伝える必要があります。
ここで注目すべきが松木安太郎氏です。

松木安太郎氏の噛み砕き方

彼の用語の噛み砕き方を例示してみます。

  • ループシュート…「ふわっと浮かせたシュート」
  • ウィングバック…「一番外側の選手。今日は2番の内田と5番の長友ですね」
  • ミドルレンジ…「ペナルティエリアの四角のちょっと外。20メートルくらいの距離ですかね」
  • ショートコーナー…「コーナーキックを蹴る4番本田に、10番香川が寄って行ってパスを受けましたね」

マイク

などなど。
用語を使うにしても、サッカー専門外の視聴者にもできるだけわかりやすい言葉で補足しながら使っています。

マイク

また、背番号と選手名を連発するのも特長です。
これにより、どの選手がどこにいるのか、今のプレーをしたのは誰か、ということを見ている人が認識しやすくなります。

ちなみに私がテニスやゴルフ、クリケットなどを観るときにはちんぷんかんぷんになりますが、松木さんのような解説者がいれば楽しく観られるかもしれません。

学ぶべきスタンス

彼にとっての最優先事項は「いろんな人に広くサッカーを知ってもらいたい」「いろんな人にサッカーを楽しんでもらいたい」というものではないかと感じます。
まず知らなければ楽しめない。これは普遍的な真実です。

マイク

そしてこれは自分たちの仕事に置き換えられます。
クライアントやユーザーにとことん理解してもらい、ともに楽しむ
これを常に頭に入れて仕事をしていきたいものです。

今回は、「専門外の人に対する」分かりやすさという観点から考えました。
松木氏の解説は、サッカーをよく知っている人にとっては「分かりづらい」ものになり得る可能性も否定できませんが、今回はテーマを絞って書かせていただきました。
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