2016年1月12日(日本時間13日)、Internet Explorer旧バージョンのサポート終了

ウェブ全般

おはようございます、ヒグチです。
日本時間の今日、インターネットの世界でわりあい歴史的なことが起こりました。

表題のとおり、Windowsの標準ブラウザ「Internet Explorer(以下IE)」の旧バージョンがサポート終了となりました。

以前この件に関して予告記事を書いておりました。

2016年1月12日に、IE8のサポートが終了します
おはようございます、樋口です。 今日は気になるITニュースを取り上げます。 2016年1月12日に、IE(Interner Explorer)8のサポートが終了します。 もうだいぶ前から発表されていたのですが、Xデーまで3ヶ月

晴れて当日を迎えたので、あらためて再確認してみたいと思います。

本稿の目次

  1. Internet Explorerという名の呪縛
  2. ウェブ制作の自由度が拡大

古いIEサポート終了

Internet Explorerという名の呪縛

ウェブブラウザには、Google Chrome(グーグルクローム)、Firefox(ファイアフォックス)、Mac標準のSafari(サファリ)などいろいろなものがありますが、
IEはWindows標準ということもあり、シェア率でも上位に君臨し続けています。(最近はChromeにトップを奪われましたが、もうちょっと前はライバルがおらずシェア独占状態でした。)

Internet Explorer

参考:WebブラウザシェアランキングTOP10(日本国内・世界)(2015/12/14)
https://webrage.jp/mobile/data/pc_browser_share.html

IEには少し問題があって、インターネットに関わる人たち、とくにウェブサイト制作者にとっては悩みのタネでした。
問題というのは、大きく次の2つです。

  • 古いバージョンを使い続けている割合が大きい
  • 表示にクセがある

古いバージョンを使い続けている割合が大きい

ひとつ目の、古いバージョン云々というのは、ある時期のWindowsの爆発的な普及と関係があります。
Windows XPが登場し広まった時期というのは、各家庭やオフィスにも本格的にパソコンが普及していった時期とリンクしています。
で、Windows XPに搭載されていIEのバージョンが、6、7、8といったバージョンたちです。

Internet Explorer

このころ各オフィスでは社内IT化の波も押し寄せており、業務ウェブシステムを導入する会社も多かった模様です。
そんな状況の中、ウェブ上で使える社内システムを、IEの特定バージョンにのみ対応させるケースも少なくありませんでした。
たとえば、「IE6でしか使えない業務システム」とかそういのです。

このため、IEの新しいバージョンがリリースされても、社内システムに対応していないためバージョンを上げられない、という悲しい現実が横たわっていました。

また、当時パソコンを購入した家庭も、とくにブラウザのアップデートにまで気を使う人は少なく、IEのバージョンは買ったときのままになっていたり、ということもありました。

Internet Explorer

ソフトウェアというものは日々進化し古いものはすぐに淘汰されます。
そういう中で、言わばパソコンのメイン機能であるインターネットを閲覧するための「ブラウザ」が、古いバージョンのまま残ってしまうという現象が多発しました。

表示にクセがある

上記のように、IEは多くのパソコンで旧バージョンのまま残り続けていました。
これだけなら問題はないのですが、IEは表示にクセがある、というのがウェブ制作者の間の共通理解でした。

Internet Explorer

制作の現場では「Google ChromeやSafariではきちんと表示されているのに、IE7や8では崩れている」ということが頻繁に起こりました。
「IEのバージョンが古いから悪いんですよ、最新のバージョンではきちんと表示されます」と言っても、
実際にIEの旧バージョンを使っている人は多いし、そもそもクライアントの企業がバージョンアップできない、ということもあり、説得力がありません。
クライアント確認で崩れていて、泣く泣くIE6に対応するために悪戦苦闘する、という光景が散見しました。

Internet Explorer

なんとかしてきちんと表示させる、だけならなんとかなるのですが、
IE旧バージョン対応のために、ウェブの最新技術の使用を断念する、というケースも往々にしてありました。

たとえばHTML5やCSS3の技術も、ブラウザ対応とのバランスで、導入を見送ることがほとんどだったと思います。

ウェブ制作の自由度が拡大

すいません、前置きがすごく長くなってしまいました。
今回は「2016年1月12日(日本時間13日)、Internet Explorer旧バージョンのサポート終了」という記事です。

これはどういうことかというと、本日をもってIE8、9、10といった旧バージョン のサポートを、配給元のマイクロソフトが停止するのです。
 今後は最新バージョンの11のみがサポートされ、それ以外のバージョンを使っている場合、「Internet Explorer 11へアップデートしてください」という旨の通知が出ます。
※ただしWindows Vistaを使用している場合、バージョン9のサポートが続行されます。

古いバージョンを使い続ける場合、なんの保障もなくなり、セキュリティの危険にさらされます。

Internet Explorer

というわけで、これからはウェブ制作サイドも堂々と、ChromeやSafariと同じように、IEも最新版のみのサポートとなります、と謳えるようになるでしょう。
それは単純に、「古いIEに対応しなくてラッキー」という話ではありません(それももちろんありますが)。
正式にウェブの最新技術に対応したモダンブラウザを対象にできるので、表現の自由度も拡大し、より洗練されたウェブサイトが生まれやすくなるはずです。

Internet Explorer


以上、IE旧バージョンのサポート終了に関する悲喜こもごもを綴りました。

IE対応のためにいろんなハック(特定の環境に対応するための特殊なコード記述方法)を書いたのも、できあがったサイトをIEのいろんなバージョンでチェックしていたのも、今ではいい思い出です。

それではまた!

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