この記事はこんな人に向けて書いています
- Facebookを利用している方
- 不死の能力を手にしていない方
おはようございます、ヒグチです。
3月も終わりに差しかかり、新潟もすっかり春めいてきました。
なまあたたかい風がふわっと吹いてくると、ぼんやりともの思いにふけってしまいますよね。
空はどうして青いんだろう、とか、眠るとなんで夢をみるんだろう、とか、自分が死んだらFacebookはどうなるんだろう、とか。
特に自分が死んだらFacebookはどうなるのか、ということを考えはじめたら、
急に息苦しくなって見えない糸にがんじがらめになり、楽しいFacebookライフが送れなくなりかけたので、
調べてみました。
Facebookの「追悼アカウント」
結論から言うと、Facebookには「追悼アカウント」という機能がありました。
この機能が自分の死後、Facebookを良きに計らってくれます。
追悼アカウントが発動される流れは、下記のようになっています。
- 生前に、Facebookの追悼アカウント管理人を指名しておく
- 辞世
- 家族や友人から「追悼アカウント変更」のリクエスト
- 生前指名しておいた「追悼アカウント管理人」に連絡がいく
- 追悼アカウント管理人が動き出す
なんだか壮大なスケールですね。
細かく見ていきましょう。
生前に、Facebookの追悼アカウント管理人を指名しておく
まずは、自分の友だちの中から「追悼アカウント管理人」なるものをこっそり選んでおきます。
選んだ時点では、選ばれた人にはバレません。
選ばれた人に通知が行くのは、自分のアカウントが「追悼アカウント」になった時です。
なかなかのサプライズですね。
追悼アカウント管理人を選ぶ手順は、以下です(PCの場合で説明します)。
右上のメニューから「設定」をクリック

設定
設定メニューで「セキュリティ」を選択。そのあと、「追悼アカウント管理人」をクリック。

セキュリティ
追悼アカウント設定欄に、信頼できる友だちを入力。

追悼アカウント
簡単ですね。
ちなみに、追悼アカウント管理人を指名せず、「アカウントの削除」をチェックしておけば、
アカウントが追悼アカウントになった瞬間に、自分のFacebookアカウントは消滅します。
これもアリですね。
辞世
立つ鳥跡を濁さず。清らかな辞世の句を詠みましょう。
家族や友人から「追悼アカウント変更」のリクエスト
さて、問題はこのフェーズです。
人が亡くなったあと、どうするのか。
まわりの家族や友人がなにもアクションを起こさなければ、Facebookアカウントも放置されたままです。
ですが、気の利いた人がまわりにいると、話が変わってきます。
「この人は亡くなりました」とFacebookに知らせる、「追悼アカウントのリクエスト」という機能があります。

追悼アカウントのリクエスト
このページから、亡くなった方のアカウント名、亡くなった日付、亡くなったことを証明できる書類(任意)を送信します。
Facebookの審査が通ると、そのアカウントは晴れて「追悼アカウント」になります。
生前指名しておいた「追悼アカウント管理人」に連絡がいく
追悼アカウントになると、追悼アカウント管理人を指名していた場合は、Facebookからその人に連絡がとびます。
追悼アカウント管理人は、このタイミングで自分が故人の追悼アカウントを管理するのだ、ということを知るのです。
ドラマチックですね。
追悼アカウント管理人が動き出す
さあ、いよいよ追悼アカウントの管理人が動き出す時です。
故人のFacebookを弔うことができるのは、追悼アカウント管理人のみなのです!
とはいえ、追悼アカウント管理人は、故人のアカウントにログインすることは出来ません。
したがって、過去の投稿を変更したり、友だちを削除したり、メッセージを読んだり、ということも出来ません。
あくまで代理人なのです。
では何ができるのかというと、以下のようなことが出来ます。
- 故人を悼むメッセージを投稿し、タイムラインの最上部に固定する
- 故人への新たな友達リクエストに対応する
- プロフィール写真やカバー写真を更新する
- 故人が生前シェアしたコンテンツをダウンロードする(許可制)
故人を弔うための、限定的な機能ですね。
4番目のコンテンツダウンロードは、生前に追悼アカウント管理人を指名するときに、アカウント所有者が許可した場合のみ可能となります。
以上、追悼アカウントについて解説いたしました。
自分のアカウントが追悼されるケースも、自分が誰かの追悼アカウント管理人になる場合も想定して
しっかりと心構えをしておきたいと思います。