「エッセンシャルワーカー」という言葉をニュースでよく耳にします。
「エッセンシャルワーカー以外は、出勤を控えてください」というような文脈で使われますよね。
「エッセンシャル」=(必要不可欠な)、「ワーカー」=(働き手)。
医師、看護師、薬剤師などの医療従事者が、エッセンシャルワーカーの一番手に挙げられています。
あとは、電気ガス水道のライフライン関係だったり、介護関係だったり、物流の担い手なんかも入りますかね。
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私のしごとはWeb制作なので、ノン・エッセンシャルの最有力候補、のような気がしてなりません。
「エッセンシャル」という言葉を聞くたびに、ちょっと傷ついて、そしてエッセンシャル・ワーカーの職場を想像し、尊敬します。
たまたま周りに医療従事者が多くいるので、あの人たちの働きっぷり、働く環境の過酷さを思うと、ほんとに頭が下がるのです。
それから手前味噌になりますが、うちの会社の本業は建設コンサルで、「防災のキタック」と呼ばれています。普段から、道路や川や橋の調査や点検を行い、人々の安全な暮らしを支えています。そして災害があったらいち早く現場に駆けつけます。これもほんとにエッセンシャルだな、と思うし、同じ会社の社員ながら尊敬します。
ノン・エッセンシャルを突きつけられた私の心は、彼・彼女らへの畏怖畏敬の念で満たされます。世の中を支えてるのはこの人達なんだなあ、と感じます。
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そして、自分は、と思うのです。
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ぬるま湯、と言うと、同業者の方々にも失礼になってしまうけど、自分の仕事が、少しでも世の中を良くできているのかなぁ、と。
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Web制作は広い意味だと「広告」関係というジャンルに入りそうです。でも個人的に「広告」にあまり良いイメージがありません。社会に不要なノイズを垂れ流してるんじゃないか。要らぬ欲望を喚起し争いの火種を作っているんじゃないか。そんな事を考えたりもします。
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ノン・エッセンシャルな自分の仕事が、どのように世の中とつながり、果たして貢献できているのか。ここについてずっともやもやがあり、なかなか晴れません。
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でもまあ、「つながっている」ことを、ひとつの拠り所にしてみようじゃないか、と、とりあえず思うことにしました。
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「つながっている」とは、まあよく言われていることなんですけど、自分の仕事が誰かの仕事を助けて、そしてその誰かが、誰かの生活を豊かにする、とかそんな感じですね。
今の文脈だと、私の仕事自体はノン・エッセンシャルかもしれないけど、エッセンシャルな人を助けて、その人を通して社会の役に立ったり。
幸い私たちのお客さまには、エッセンシャルな方々がいます。そして何より、同じ会社に、日々泥にまみれながら人々の暮らしを支えているワーカーがいます。
そんな人たちを通して、自分の仕事もきっと社会の役に立っている。そうだ、そうなんだ。
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と、自信をもって言えるように、もっと真摯に、がむしゃらに、自分の仕事に向き合っていかなくてはならんなあ
ぴゅう。(´ε` )
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いまどき、Webなしで暮らせません。
Covid-19も、世界はどうなっているのか、
なにが正しいのかの判断をするための情報収集はWebです。
在宅療養の陽性者が保健所とやりとりするのもWebです。
在宅が多くなってもWebのお陰で、
生活必需品も、ごちそうも取り寄せられます。
Web制作はいまや世界中で欠かすことのできないい、
エッセンシャルなお仕事だと思います。
がむしゃらにがんばってください。
ぴゅう。(´ε` )