こめです。
なんかたま〜にわけもなく「何かが気になりだす」ことないですか?
私は今回無性に怖い絵のことが気になりだし、そして図録を購入してしまいました。

怖い絵展
ご存知の方もおられるかと思います。
2017年10月7日 (土) 〜 2017年12月17日 (日)に東京の上野の森美術館で開催された「怖い絵展」。
この時展示にはなぜか行きませんでした。行けばよかった。
最近世界史を中心に勉強中だったので、ちょうど目に止まり、そっからあれよあれよという間に図録購入。


絵の解説

この表紙ですが、怖い絵展の目玉「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。
簡単に説明すると「王位継承戦に巻き込まれた無実の女王が処刑されるシーン」。
もちろん白いドレスの方がレディ・ジェーン・グレイ。潔白を象徴するため、白いドレスです。
左手の女性は侍女。女王様の処刑が受け入れられず、目を背けたり気絶したり。
真ん中の男性は司祭(教会の人)。目隠しされた女王を断頭台に導いてます。
右手の男性は死刑執行人。持ってる斧は首を叩き切るもの。それでも切り落とせなかった場合は腰のナイフで切ります。悲しそうな顔でジェーンを見つめています。
とまあ、この絵の解釈はいくらでもネットで出てきます!
私が今更どうこう言うレベルではない…
ただ私は歴史デザイナーなので、もっと興味を持ってもらえるように、何かしらアクションしていきたいな〜
ここからは歴史デザイナーとしての意気込みになるので、下のイラストまでスキップしてもらって構いません!
正直歴史解説系は世の中いっぱいあって、しかも知識量半端ない素晴らしい方々が作成されています!私もよく見ますし!
そんな人たちと同じ土俵に立って勝てるだけの知識はないです!
しかし、差別化できるポイントがあります!それは「デザインとイラスト」です!
デザインは一目で「お!」っと思われるようなものができれば成功だと思います。一瞬の勝負です。ですが一瞬でも興味を持たせることができれば、何かをきっかけに見てくれるかもしれない!
なるほどな!で、要はなんなんだ?
歴史デザイナーフェーズ2として、ちょこちょこイラストで解説していきたい!特に好きな人物史を!
イラストなら面白く見てくれるかもしれませんね!
でもイラストと歴史の組み合わせってよく見ますよ?
そうです。
私の方針としては、「肖像画、写真」に寄せたゆる〜いイラストを作成する方針です。
あんまり似てない絵(本当はハゲたおじさんなのに、二次元の超イケメン)だと、せっかく勉強しても肖像画と名前が一致しなかったりします!
勉強目線も入ってるんだな!
世界史と日本史が先生みたいに詳しくなったら無敵だな!
せっかく「とんがらノート」なのでね!(れきしそうしのこと)
この場を借りて実験&スキルアップしていきますわ!ノートだけに!
いっぱい溜まると立派なノートになっていくんじゃないかしら!私もお姫様のことなら興味あるわ♪
- 「デザイン×イラスト×知識」の力で歴史に興味持ってもらえるように!
- ターゲットは「この人知ってるけど、詳しいことはわからない」って人!
- イラストはあくまで本人に寄せる!
- 勉強中なので完璧ではないですが、指摘があれば随時更新します!
どうぞよしなに!
以上、長くなりましたが今後の試みでした!
レディ・ジェーン・グレイ
今回はレディ・ジェーン・グレイの説明をします。
彼女を取り巻く登場人物一覧です。

名前:ヘンリー8世
いろいろパワフルな王。
イギリス史上最悪の夫と言われている。
その通りかなりゲスい略歴の持ち主。
6人の奥様がいる。処刑したり、離婚したり。

名前:メアリー1世
異名:ブラッディ・メアリー
ヘンリー8世の娘。エリザベス1世&エドワード6世とは腹違いの兄弟。
イングランド女王。
絵の通り怖い人。
でも生い立ちが悲しい。

名前:エリザベス1世
異名:ヴァージン・クイーン
ヘンリー8世の娘。メアリー1世&エドワード6世とは腹違いの兄弟。
イングランド女王。
絶対王政全盛期の女王。
でもそれは今回の話からもっと先のお話。

名前:エドワード6世
ヘンリー8世の娘。メアリー1世&エリザベス1世とは腹違いの弟。
イングランド王。
病弱だったため、早くになくなってしまう。
そのため時期王として、ジェーン・グレイに白羽の矢が立つことに。

名前:ジェーン・グレイ
(在位が短すぎるので「レディ」がつけられてます)
異名:九日間の女王
本人は女王になる気はなかったのに、周りの大人に担ぎ出されて処刑されることになる。
まだ16歳。
舞台はイングランド(現在のイギリス)
テューダー朝
ちなみに日本は戦国時代です

昔々あるところに、ヘンリー8世と言う王様がおりました。
たくさん奥さんと子供がいましたが、早死で残ったのは3人の子供たちでした。
メアリー1世、エリザベス1世は生まれた順番は早いですがヘンリー8世の夫婦関係で問題があり、子供のころ「女王になれる資格」が取り消されていました。
待望の男の子エドワード6世が生まれましたが、彼は幼い上に病弱だったため、「長いこと王様でいるのは無理だ」と周囲に思われます。

そんな中ヘンリー8世が亡くなり、正式にエドワード6世が王様になります。まだ9歳です。
政治なんてできるはずもなく、補佐としてエドワード・シーモアというおじさんがつきます。
「王様のサポート役」になったことで、身分が上がり、発言権を増します。

ちょっとここで背景を説明します。
この時イングランドは宗教問題がありました。
原因はヘンリー8世が生前離婚問題でグチャっとさせます。国内は荒れております。
なので「カトリック」「プロテスタント」という名前のキリスト教だけど考えが違うグループに属していることで、より人間関係を複雑にします。
日本は同じ仏教でも「真言宗でも曹洞宗でもなんでもいいじゃない」的な雰囲気があるので、なかなか理解し辛い感覚です。
そしてこの後継問題はヘンリー8世が生前に遺言を残しており、「エドワード6世の次はメアリー1世。次はエリザベス1世。その次に親戚のジェーン・グレイ」と書いてありました。

しかし「自分が偉くなりたい」と思った欲深いおじさんジョン・ダドリーが現れます。
このおじさんは自分の息子とジェーンを結婚させ、ジェーンを女王様にしてしまいました。
本当は女王になる予定だったメアリー1世はブチギレます。
自分も女王宣言したので国民は混乱。そして戦争になります。

しかしおじさんの味方はどんどん「正統な女王」のメアリー1世に寝返ります。
おじさんは大逆罪で処刑。息子も処刑。
メアリー1世はジェーンに罪がないことを知っていたので許しますが、ジェーンのお父さんが反乱を起こしてしまい、結局処刑になってしまいました。
それでもメアリー1世はなんとか許そうとしましたが、ジェーンは処刑を受け入れました。
めっちゃ長くなってしまった…笑
だいぶ削ったつもりですが、難しいです!
なぜならこの辺は本当に個性的な人たちが多く、引き込まれるんです!
全然書きたりませんが、より簡潔にできるように頑張ります…