前回、エッセンシャル・ワーカーのことを書いて、はた、と考えることがありました。
なんで「エッセンシャル・ワーカー」って呼ぶんだろう。
そして、すぐにこう思いました。
ぼかしたいからだ。たぶん。
「エッセンシャル・ワーカー」とは、直訳すると「必要不可欠な働き手」です。
そして最近だと、医療従事者とか、特定の人達のことを指す文脈で使われますよね。
そうすると当然、「エッセンシャル・ワーカーじゃない人たち」という層が顕れてきます。
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「必要不可欠」じゃなくて「エッセンシャル」というのは、この「じゃない人たち」を傷つけないようにするためじゃないだろうか。
私はそう思いました。
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横文字だとなんだか、意味がぼやけると言うか、間接的というか、グサリと刺さらない感じがしませんか?なんだか、そうなんですよね。まあ、母国語じゃないからなんでしょうが。
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ってことを考えると、
我々の業界にはびこる横文字たち。言いにくい言葉たちも、なんで蔓延ってるのか、分かるような気がしてきました。
もしかして、曖昧にしたいんじゃないか?
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ローンチ、コンバージョン、タスク、ワークフロー、マーケティング。
エビデンス、マスト、ジョイン、インセンティブ、アテンド…
こういうの、分かったような気がするけど実ははっきりとは分からないんだよ。なんかスッキリしないんだよ。
定義が曖昧なんだよ。いや日本語にすると○○っていう辞書的な意味はわかるよ、でも言葉が上滑りしてるんだよ。困ったよ。なんかうまく咀嚼できないよ
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ビジネスシーンに根深く定着している横文字群を、いちいち日本語に置き換え直すのは、もはや至難の技でしょう。でも誠実さを追い求めるなら、そういう努力をしてみてもいいのかもしれない、そう思いました。
ぴゅう。(´ε` )
正直、曖昧にしときたいことはいっぱいあるけど、言葉には責任を持たなくてはなりませんね
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