マーケティングって何だと思いますか?
諸説あります。
私は、販売目標を達成するための思考や作戦だと思っています。
会社や個人で立てた目標があり(今期500個売るぞ!とか)
そこに到達するためにどうしたらいいんだろう?ということを、一生懸命考えることだと思います。
マーケティングはなんかすごい?
世の中のマーケターの中には、マーケティングが特別な力であるかのように言う人もいます。
マーケティングには素晴らしい価値がある。
マーケティングをするだけで何かが変わる。
マーケティングができる人間は貴重である。
とか。
「マーケティング」をしてない企業は遅れてる。
「マーケティング」すれば成功する。
そういうことを言う人もいます。
で、その人に依頼をすれば、依頼主はなにもせずとも、自動的にマーケティングの不思議な力で売り上げがUPする……。
マーケティングという言葉が語られるとき、なんだかそれは魔法みたいな能力として語られている気がします。
「マーケティング」という良く分からない・目に見えないけど何かすごい武器があって、
それを持っている人間は限られていて、カタカナの用語を使いこなしている。
自分には見えない何かがその人には見えている。それが見える人がマーケター。
そうなの?
同じ人間なのに?そんな不思議な力が使えるの?
![](https://cgsc.info/cgsc2020/wp-content/uploads/2021/04/玉井だよ-2.gif)
WEB上でマーケターと名乗っているキラキラした人の言葉にはカタカナが多いですよね。
彼/彼女たちは特別な知識を持っていて、自分には見えない視点で何か言ってる。
そして、「あなたたちはまだ気づいてないのです!」「そのやり方じゃ古い!」とか言ってる。
そんなの、はたから見たらめっちゃ胡散臭いし、これまでの自分の努力を否定された気持ちにもなっちゃいます。
「マーケティング」さえあればモノが売れる。
「マーケティング」さえあれば目標が達成できる。未来が変わる。みんなウハウハになれる。
マーケティングは凡人には理解できない魔法の手法なのでしょうか?
![](https://cgsc.info/cgsc2020/wp-content/uploads/2021/06/shutterstock_1381710128-1024x535.png)
マーケターは魔法使いではなく、
実は佐藤は、マーケティングという言葉が好きではありません。
不思議な力の名前として「マーケティング」という言葉が語られていると察したら、その言葉をあまり使わないようにしています。
マーケティングとは普通のことで、マーケティングそれ自体になにかものすごい魔法があるわけではないからです。
私は基本的に、マーケティングは誰にでもできると思っています。
マーケターという肩書きがあるからにはお前もなにか特別な魔法が使えるんだろうと思われるかもしれませんが、とくに魔法は使えません。
そもそも、目標達成するためにどうするか、ということは誰だって考えることですよね。
どうして誰にでもできる「マーケティング」という行為が、魔法みたいになっているんでしょう。
そもそも、どうして「マーケター」が必要になったんでしょう。
今、なぜ「マーケター」が必要なのか?
マーケティングは1900年頃アメリカで誕生したらしいです。(今調べました)
私たちが働く現場では、特にここ15年くらいでその必要性が叫ばれるようになった気がします。
それは、たぶん、「モノを買う」ための手段が変わったからです。
インターネットと通信販売の普及によりこれまでとは「競合」の数が桁違いになりました。
また、ユーザーの興味関心や価値観が多様化して、みなが同じものを求める時代は終わりました。
BtoBではオンライン会議の普及で地理的有利は意味をなさなくなりました。
私たちは会ったことのない人に、商材を売り込まなくてはなりません。
だから、モノを売るためにはちょっと考えないといけない、という背景はありそうです。
問題は、どうして「マーケター」が魔法使いみたいになっているかです。
マーケターの立ち位置
マーケターは、特別なことは何もしていません。
ただ、目標達成のためにどうしたらいいのかを考えているだけです。
考えることは誰にでもできます。
だからマーケティングは誰でもできるし、みんな自然にやっているかもしれません。
ただ、会社にいるみんな全員、ちょっとずつ立場が違います。立場が違うと見えるものも違います。
たとえば営業さん。ものを売ろうとする気持ちは誰よりもおありです。目標に対してもシビア。そして、営業さんは電話や訪問で密に関わっているお客様をとても大切にしています。でももしかしたら、まだ出会っていない不特定多数の「名前の知らない」お客様へのアプローチには時間をさけないかもしれません。
たとえば広報さん。大きな会社ですと、広報さんはリリースすべき情報を最後に知って、あとはどのように告知・展開するかを考えます。名もなきリードの反応は肌感覚として感じられる距離にいらっしゃいますが、それを商品設計やプロモーション戦略に活かせている会社はまれかもしれません。
たとえば経営者さん。高い視座でものを考え、人や予算を動かすことができる立場ですが、そのお立場ゆえお忙しいかもしれません。会社で扱う商材がひとつで、かつ購入者の行動パターンが読めているならこれまで通りで問題ありませんが、経営者の方は「変化」「チャレンジ」の可能性を常に考えています。他社で行っている新しい戦略が気になるかもしれません。
マーケターの立場だって、見えるものと見えないものがあります。他の職種と同じです。
![](https://cgsc.info/cgsc2020/wp-content/uploads/2021/04/玉井だよ-2.gif)
でも、どうしてかマーケターはうさんくさく思われる。
なんか良く分からな嫌なやつって感じがする。
世の中のマーケターがうさんくさいのは、カタカナ(自分が目にしたばかりで、まだ理解が及んでいないマーケティング用語)をやたらめったら使うからではないでしょうか?
マーケティング会議では、ひどいときは会話の半分がカタカナです。(嘘です)
それから、立場上課題を指摘して改善提案を行うことも多いので、勘違いしたマーケターは自分の方が優れていると錯覚するのかもしれません。
でも、マーケターがすごいわけでも、マーケティングがすごいわけでもない。
他職種と同じように自分のミッションに向けて動いている、それだけです。
販売目標をクリアするために、まだ会ったことのない人に向けてどう商材を売り込むか。
そういうことを考えています。
マーケティングという仕事の中身
では、マーケターがやっている、よく分からない仕事の名前「マーケティング」とはなんでしょうか。
弊社のサービス(商材)にマーケティングというモノがありますが、よくわからないモノを売ることは誠実さに欠けると思います。
佐藤の上司もそう思ったのでしょうか。
彼は「マーケティング」をできるだけシンプルに描き、その正体を開示しています。
佐藤は、マーケティングは思考のクセみたいなものだと思っています。
佐藤の上司は、「入れ物」と表現していました。
どちらでも同じことかなと思います。
不特定多数への商材のアプローチ。そのための手法。作戦。
そういうことを考えるのがマーケティングです。
だから、「マーケティング」は誰にでもできます。
ただ、考えるときの順序や、具体的な施策(どうすれば対象者に情報が届くか)を知っているかどうか、ということは少しだけ「マーケティングのやりやすさ」に影響するかもしれません。
その”慣れ”みたいなものが、マーケターが持っている能力の正体だと思います。
結局、具体的なマーケティング方法って?
そうですよね。どうしてもお話が抽象的になってしまいます。
上司もそのように考えたのでしょうか。
マーケティング的な考え方の一例として、上司が記載したブログをご案内します。
こちらを見ると、マーケティングには思考のクセやちょっとしたコツはありますが、取り組み自体はそう特別なことではない・シンプルなことだ、ということが分かると思います。
これが、「マーケティング」の中身の一部です。
マーケティングは1人ではできない
そして、もう一つお伝えしたいことがあります。
これまで記載した通り、マーケターに任せておけば不思議な力で勝手に売りあがる、ということはありません。
マーケターが持っているのは「入れ物」です。
その入れ物の中に何を入れるかは、クライアント様のご状況によって違います。
「不特定多数の人にどんな情報を届けるか」は、毎回違います。
そしてそのカギは、マーケター以外の全員が握っています。
マーケティングをきちんと行うためには、マーケター1人だけではだめなんです。
千里眼は使えないから、すべてのことが分かるわけじゃない。
だからこそ、いろいろな立場の方の意見や感覚に耳を傾ける必要がある。
先ほどの例でいえば、
お客様と密接に関わり毎日生の声を聞いている営業さん。
広報として表現手法を磨きリードのリアクションを感じている広報さん。
高い視座から物事を見、向こう数年、数十年のことまで見通す経営者さま。
そういう方々の意見を聞き、熱意や思考を繋ぎ、目標達成のためのWEB戦略に落とし込んでいく。
商材と、その商材を欲しいと思ってくださる未来のお客様とを繋ぐのが「マーケティング」なのかもしれない。
マーケターは魔法使いではなく、単に、貴社で働く人々の思いと具体的施策を繋ぐためのハブです。
![](https://cgsc.info/cgsc2020/wp-content/uploads/2021/04/玉井だよ-2.gif)
キタックの姿勢
なんだか魔法のような言葉を巧みに使っている人たちもいますが、
せめてキタックは誠実でいよう、と思います。
「とんがらない」
私たちの部署のキャッチコピーを考えよう、となったときに上がった言葉です。
とんがらない、ということは、偉ぶらない、ということかもしれません。
お客様を、専門用語の洪水で置いていくことのないように。
顧客に対して真摯で優しくいよう、という気持ちの表れです。
![人々](https://cgsc.info/cgsc2020/wp-content/uploads/2020/05/page_ttl_people.png)
いま、キタックでは期間限定でWebマーケティング無料相談を受付中だそうです。
なんだよWebマーケティングって。と疑心暗鬼になっている方こそ、キタックに聞いてみてください。
キタックでは、誠実に「マーケティング」します。
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