キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2020-34:vs千葉 0-2

2020年11月16日(月)

樋口大輔

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PV 34

第34節「対策を練られて」

昇格に向けて、もうほんとに絶対負けられない試合だったんだけど、千葉に、してやられた。「ジェフユナイテッド市原」時代からの、伝統と格式のジェフ千葉。J2にしては予算もあって、要所要所に実力者がいる。監督はあの、ユン・ジョンファン。日本語の語り口はかわいいけど、ぜったい知将。現役時代のプレースタイルからそれは分かる。戦略家、策士。ぜったいそう。

知将ユン・ジョンファン

秋晴れ、日曜昼さがり、気持ちいい(はずの)ビッグスワン。
アルビは4-2-3-1でスタート。ボランチの福田は8ヶ月の長期離脱とのこと…

GK藤田。前節では神がかったセーブを連発してた(そして今日もそれは続いた)。DF右から、出場停止明けの田上、マウロ、舞行龍、早川。ボランチのコンビは島田と中島に。今日は本間が右MFに入り、堀米が左、高木が中央。1トップは鄭大世。

千葉は4-4-2だがわりと似たような布陣。2トップはクレーベがターゲットマンで、ベテランの船山が気を利かせながらある程度自由に動く。左SBにはアルビにもいた安田理大がいる。

だけど新潟と千葉は戦い方に明確な違いがある。ボール保持にこだわる新潟とこだわらない千葉。

千葉は対アルビの戦い方をかなり仕込んできた様子。
まず、DFラインのボール回しは追っかけない。プレスかけるエリアをハーフウェーラインのちょっと下がったところくらいに設定。そこにボールが入ったらFW、中盤で挟み込むように猛烈なプレス。DFラインは不用意に出ていかず、スペースを空けない。

アルビはいつものようにMFがワイドに開いてSBがインナーラップしたり、高木が間に顔を出したりと工夫してボールの出口を探すけど、今日の千葉はそこらへんだいたいフタしてた。DFラインに下がって受ける島田と2枚のセンターバックは悠々とボールを持てるが、タテにつける場所がない。ちょっと厳しいところにつけるとプレスの餌食になる。千葉は前線がきちんと引いててコンパクトなので、プレスバックができて人数を割ける。

うーん憎いけどすばらしい。ユン・ジョンファンぽい、気がしないでもない。(現役時代セレッソの中盤を支配して優雅に浮遊していた、あの微笑みを思い出す)

新潟は後ろでボール回してるから、ポゼッション率は高くなってくんだけど、攻め手がない、ペースを握れない。逆に千葉のやり方がハマってる印象が時間を追うごとに強くなって、紫の選手たち(今日のジェフ千葉のアウェーユニは紫色)のプレーが確信を帯びたものに変わってく。

前半、0-0で終えたが、千葉のゲームに見えた。

プランBに対する守り方

後半スタートから、アルビは本間至恩を左に、堀米を右に。ポジションを入れ替えた。

本間至恩は明らかに左のほうが活きる。右足でボールを晒しながら、キレで相手を抜き去るドリブルなので、右だとそれができない。スピードでのタテ勝負がほとんどになってしまう。

逆に左SBが本職の堀米悠斗にとって右MFは未体験ゾーンなのではないか。でもここで覚醒できればとてもおもしろいと思う。

だけど後半に入って、千葉の勢いが増してる。プレッシングがハマっている自信と確信が、前に出ていく力強さになって、カウンターに鋭さが出てきた。クレーベ、船山、アラン・ピニェイロ…ゴリゴリ来る。ゲリアと安田の両サイドバックも高い位置を取り出す。

そしてセットプレーから失点。圧力が高まってきた最中での、押し込まれたゴール。圧、ここに極まれり、のゴール。

GKの藤田和輝はほんとによく頑張って、ビッグセーブ連発してたんだけど、混戦からのこのシュートはさすがにノーチャンスでしょう。

0-1になって、アルビのアルベルト監督が動き出す。

まず右の堀米に代えてFW矢村を投入。鄭大世と並べて2トップ、高木を少し右寄りに。

しばらく様子を見て、さらに攻めに行こう、ということで、後半30分すぎにさらに変更。ここからが明確なプランB。

高木と早川OUTで大本と荻原IN。入った二人は完全なサイドアタッカー。

システムを3-5-2(あるいは3-4-3)に変更。マウロ、舞行龍、田上の3枚、ボランチに島田と中島で、右ワイドに大本、左ワイドに荻原。前線に本間、矢村、鄭大世を残す布陣。

両サイド、はじめからサイドに張らせて、高い位置でボールを渡し、ガンガン仕掛け、クロスを上げまくる、という作戦。

だがこれがうまくいかなかった。
ビルドアップの流れが変わるので、熟成されてないと選手が連動するのに少し時間がかかってしまうわけで、このプランBはあまり練れてない感じはあった。

さらに、千葉が対策してきた。DFの枚数を1枚増やし、5バック気味で対応。サイドにもフタをした。大本と荻原が仕掛けるスペースもなくなってしまう。

終盤田中達也を入れてなんとかこじ開けようとするアルビだったけど、カウンターからクレーベに追加点を奪われて万事休す。

今日はジェフ千葉にしてやられた。
アルビはプランB含めて、これにめげず、練度を上げていってほしい。引き出しの取っ手は、けっこうあるはずなので。

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書き手は私 樋口大輔

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