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アルビ日記

2020-37:vs長崎 0-2

2020年12月01日(火)

PV 129

第37節「手痛い連敗」

3位長崎にとっては昇格圏内を狙う上でぜーーーったいに負けられない超大事な一戦。だけどアルビ日記としてはそんなこと関係なく、とにかく一戦一戦を大事に、選手もチームも成長していく様を見守るのみ。それにアルビもまだ昇格に一縷の望みはあっ「た」。

が、手痛い敗戦。前節愛媛戦のショックを引きずったのか、無得点での2連敗。そして昇格の望みも絶たれてしまったわけである。

でもまあ、そんなに落ち込むこともない。愛媛戦でも夢のような「ポジショナル」な時間帯が見られたし、この試合でもチームとしての発展はあった。

今シーズン、アルビは試合を追うごとに違う姿を見せてくれていて、四季の移ろいみたいにその変化を楽しめる。選手やチームのポテンシャルをたくさん引き出してくれたアルベルト監督は来季も続投。来季昇格への布石は整ってるのである。

クロッサーを配備

今日のアルビはまた少し趣向を変えてきた。選手の特性、置き方によって戦い方も変えられる。

GKは小島が復帰。DFは田上、マウロ、舞行龍、早川。ボランチに高木と堀米。右MF大本、左MF荻原。トップ下本間至恩、1トップ鄭大世。

まず注目はボランチに入った堀米。これで中盤のポジションは、トップ下、左、右、ボランチと全部やったことになる。なんというポリバレントさ。器用なのはもちろんだけど、この、微妙なポジション調整が要求されるスタイルのサッカーで複数ポジションをこなすというのは、高い戦術理解度とサッカーセンスの賜物というかなんというか。

右と左に大本、荻原というクロッサーを配備。両脇を突破して、がんがんクロスをあげ、中央の鄭大世に合わせる。シンプルな道筋を持っておくと強度が増しやすい。攻撃時のイメージ共有がしやすい。

ただ、3位長崎がやっぱりうまかった。アルビがボールを持たせてもらえない。ある程度ボールを保持し、中で作って相手DFを絞らせ、そこから外に展開、突破、クロス。という絵を描いていたのだろうが、それを気持ちよくさせてもらえない。

長崎が気持ち良さげだった、特に中央の二枚、秋野央樹とカイオセザールの質の高さよ。秋野の気の利き具合とテクニックはもともと評判が高かったけど、カイオセザールってこんないい選手だったのか。サイズが大きくて懐が深くボールをとられない。球出しのタイミングもよくリズム作れる。コンタクトも強い。序盤はけっこうペナルティエリア付近に進出してきて決定的な仕事をする雰囲気を醸し出していた。ピッチ中央に君臨する様が、少しレオ・シルバを想起させる。

全体的に長崎ペースで進み、アルビがたまにカウンターでチャンスを作る、といった展開。前半30分に長崎がサイド攻撃から先制。悔しいが完全にやられた。

どこから崩すか

先制を許したあとは、新潟もボールを持ち始めたが、なかなか攻めどころがない。

今日のアルビはサイドアタッカーを配備していて、両ワイドがタッチライン際に大きく張り出したいのだけど、チームとしてのクセみたいなものなのか、けっこう中で細かくやろうとし過ぎてた気がしないでもない。

長崎の二点目は、大竹洋平→横浜FMから移籍してきたエジカル・ジュニオ。エジカル・ジュニオは早くもエースとして定着しつつあるんだな。

そして大竹洋平はこの試合、二列目の右で輝いていた。ペナの中であの形でボールを持たれたら、止めるのはかなり難しい。

ボランチに入った堀米は、初めてとは思えないくらいいいパフォーマンスを見せていた。相方の高木も本職ではないはずだけど、バランスもよく、ふたりとも違和感はない。堀米はけっこうタテにつける速いパスを狙っていて、実際に何本か通していた。ボランチも全然あり。ただ高木と並ぶとサイズの面で少し弱くて、中盤のバトルでやや押されていた感はあった。

アルビは、今では攻撃面で色々な引き出しをもっていて、選手の特性や試合状況に今ではやり方を変える。

これはこれでいいことだけど、11人が「今はこう」「今はこうじゃない」というふうに同じ絵を描けていないとちぐはぐになる。パターンが少なければこんな悩みはないけど、多いだけに出てくる悩み。どこから崩すか、チームとしての意思統一、そしてそれを状況によって変えていく。かなり難しいミッションだけどそういうのが必要なのかもしれない。

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