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アルビ日記

2020-40:vs群馬 1-2

2020年12月14日(月)

PV 134

第40節「ホーム最終戦は小雨」

小雨降りしきるビッグスワンでのホーム最終戦。相手は開幕戦で3-0と快勝したザスパクサツ群馬。

アルビの現在の順位は8位。ひとつでも上に行きたい。本来なら入れ替え戦圏内である6位に入って、「あ〜入れ替え戦があったらなぁ」とぼやきたい。
NHKでも宮澤ミシェル解説で生放送。気合入ってる。

うーむ、でも残念な結果に終わってしまった。さめざめと打ちつける新潟の冷たい雨が物悲しさを助長する。選手は頑張ってるし監督も本気。スタンドに集うサポーターも熱い。だけど身体は寒い。

今季の結実としての前半

アルビのスタメン。
GK藤田、DF田上、マウロ、舞行龍、早川。ボランチに島田、高木。右MFに中島、左に堀米。トップ下本間至恩、1トップに鄭大世。

前半、立ち上がりからアルビはとばした。前からプレスに行く行く、ゴールへ迫る迫る。
スリッピーなピッチで止める蹴るがいつもより難しくて、つなぎの場面で少しミスが出るものの、そんなことは関係ないくらいの迫力があった。

前半のアルビは、今季の集大成みたいな、実りのような、そんな趣があった。

今シーズン、いろんな事があって、選手も離脱して、システムも試行錯誤して…紆余曲折の中で辿り着いた今季の解答を見させてもらった。

いろいろ試した末の、安定の4バック。心身ともに屈強なマウロと舞行龍ジェームズ。両サイドバックは絶妙なポジショニングでビルドアップやポゼッションに貢献し、ある意味アルビの代名詞に。高木はトップ下からボランチに下がり、万能型であるということを示した。より自由にボールを引き出し、散らし、リズムを作る。

1トップ鄭大世はターゲットマンとして機能。後ろからのラフなボールを何度も収め、時間を作り、さばき、また前線の危険なところに飛び込んでいく。今のアルビでは彼にしかできない仕事を、淡々とやってくれる。

本間至恩は主戦場を、サイドから中央のトップ下へ移した。バイタルエリアで違いを作り続け、守備では相手のボランチやセンターバックに猛烈なプレッシングも行う。名実ともに新潟の10番。

そして、あらゆるポジションを経験したキャプテン堀米が、今日は左サイドハーフ。味方とのコンビネーションで狭い局面を打開する姿がもう中盤の人。中盤のスゴい人。
今日の先制ゴールは気持ちが入りまくった感動的なゴールだった。

リズムが変わった後半

それだけに、後半立ち上がりの2失点は残念だった。ミスと言えばミス。だけど、これもまた、今季アルビが目指していたサッカーにつきものの出来事なんである。丁寧なビルドアップと、危険な場所でのボールロストは表裏一体。誰も責められない。めげずに繰り返すことで、きっと精度は上がる。そう信じよう。

逆転されてからのアルビは必死に頑張ってゴールを目指したけど、少し空回り感はあった。

なんというか、言葉の選び方が難しいが、必死すぎるとこのサッカーはうまくない。少しずつ余裕を持って、バランスをみながら、呼吸を合わせながら、いくとこで一気に行く!みたいな空気感でないと難しい。そういうサッカーなのだ。

荻原投入、早川が右SBに回る。矢村とシルビーニョ投入、2トップに並べる。ここらへんは苦しい台所事情。鄭大世のようにターゲットにはなれない。ポジションを移動しながら、中盤との関係性を作って崩していかないといけない。が、このあたりはそこまで熟成されてないので厳しい。

終盤、前を厚くするためにマウロ、舞行龍、早川で3バックを作った。あまりプランニングされたものではなかったかもしれないが、こういう型のバリエーションを作ってくのはきっと来季に繋がるはず。
例えば3-5-2の右WBに出た中島の攻撃力を活かすために、どうやって高い位置で留めておくのかチームとして考えたり。ボランチ脇をどうケアするのかとか、前線のターゲットがいないときのポイントの作り方はどうするのかとか。

今期は残り2試合、体力的にも精神的にもきつくなってきてると思うけど、今年を締めるにふさわしい、いいサッカーが見たい。

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