キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2020-10:幅をとる位置

2020年08月11日(火)

樋口大輔

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PV 60

第10節 vs大宮 1-1

2位大宮をビッグスワンに迎えての第10節。勝ちきれない試合が続いてるし、相手は2位だし、元アルビが何人かいるし、ホームだし、勝ちたい。
しかし雨降り。パスを繋ぐにはあまり好ましくないコンディションである。

大宮の監督は、あの「アジアの大砲」高木琢也。代表でカズと2トップを組んでた男。懐かしい…(代表でのカズの相方は他に中山雅史、武田修宏、福田正博、長谷川健太…ああでも福田と長谷川はオフェンシブハーフで使われてたよなぁ…)

監督として前任の長崎でも結果を残している高木氏がどんなチームを作り上げたか、というところにも注目。

大宮の城壁

新潟は不安定な立ち上がりで、早々に失点を許す。
自陣でボールを奪われてからのショートカウンター。1トップ2シャドーの3人、最小コストでやられた感じ。ちなみに絶妙なポストプレーとラストパスを繰り出したのは元アルビのFW富山。

その後ゲームは落ち着いて、徐々に大宮の本来の姿が現れる。

「アジアの大砲」が作り上げたのは、堅牢な城壁だった。

守備時には3バックに加え、両ウィングバックも自陣に撤退、サイドのスペースを埋めることで5バックになる大宮。その前のスペースもダブルボランチがケアし、新潟が入り込む隙を与えない。

こりゃ失点が少ないわけだ。

空くとしたら、ボランチの両脇、撤退したウィングバックのちょっと前の所。ここをうまく使って攻めたい。

幅をとる位置

さて新潟は、オーソドックスな4-4-2で入った。

GK藤田、DFは右から早川史哉!マウロ、舞行龍ジェームズ、新井。新井ずっと出てるけど大丈夫?疲れてない?
ダブルボランチに島田と中島。右SHロメロ・フランク、左SH本間至恩。2トップにシルビーニョと渡邉新太。渡邉新太も大丈夫?

ゴンサロ・ゴンザレスと秋山がサブか..なんかもったいない。そしてベンチに入ってないファビオの状態も気になる。

試合はなかなかもどかしい展開。前半途中からアルビがボールを支配し始めるが、いいところに入り込めない。大宮の城壁が…

例えば栃木みたいにハイプレスはかけてこないので、DFラインではある程度余裕を持ってボールを持てる。支配率は上がるが、効果的な攻めが繰り出せない。

中島のミドルシュートとか、相手が帰陣する前の早めのロングボールを渡邉新太が頑張って収めて起点を作ったりとか、本間至恩が狭いスペースで受けて仕掛けるとか、何かと工夫は見られた気がしたが、あそこまでスペースをケアされると難しい。大宮は試合を閉じにきてるみたいな感じだった。

少し気になったのが、両SHの位置取り。ロメロ・フランクが中に絞るのはいいとして、前まで目一杯開いて幅をとっていた本間至恩も、かなり中よりのポジショニングだった。

2トップのサポートを意識してなのか、それとも大宮の陣形を考えてなのか。大宮は両サイドもウィングバックがしっかり埋めるので、高い位置で幅をとってもマークされてしまう可能性がある。なのであえて中よりの中間ポジションでボールを受けよう、という狙いは考えられそう。

ただ中に入ってきてもボランチがいるのでそんなにスペースはない。この試合でも苦戦してたように思う。ここらへんでの柔軟な受け方が洗練されるともっと怖い攻撃ができるようになるなぁ、と思った。

そういうわけで、サイドの奥深くを崩そう、という狙いはなかった。相手のウィングバックのちょい手前、ボランチの脇、ここが唯一の空きスペースだったので、ここで早川、新井が起点を作り始める。

もしかしたらこれアルベルト監督の狙いかも。ドリブルで仕掛けて深いところまでいくタイプの大本ではなく、よりバランスを取ってリスクマネジメントもできる早川を起用したあたり。

サイドプレーヤーがタッチライン際まで開いて「幅を取る」のは、一般的に相手のDFラインを横に引き伸ばしてディフェンダー間の距離を大きくする狙いがある。だが撤退して5バックで城壁を築く大宮に対して、サイドの深い位置で幅をとっても、相手のDFラインを拡げられない。5枚いるからもともとディフェンダー間の距離が近いのだ。

なので、そこの一歩手前のところで幅を取る。ウィングバックは前に出てこれないし、ボランチもケアにいきづらい、シャドーの選手が戻ってきたりするが、疲れるし、ここが戻るとカウンターを繰り出しづらい。SBがちょっとだけ前に出て起点を作るのは、大宮の戦術を見越しての作戦かもしれない。

こういうこともあって、アルビは徐々にボールの落ち着きどころ、そこからの狙いみたいなのがチームに共有され始め、試合を支配する。

前半はロメロのボレーで追いつき1-1で折り返す。

後半も引き続きアルビペース。大宮は大型FWを入れて前線に収まりどころを作ろうとしたが、なかなか柔軟な戦術変更が難しそうだった。

追加点を取れなかったのは課題かもしれない。

渡邉新太は最前線で体を張ったり裏抜けを試みたり、守備もすごく頑張っているが、やはり2列目の方が活きる気がする。ペドロ・マンジーはフィットしきれておらず、ファビオの穴がやっぱり大きいような…

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書き手は私 樋口大輔

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