キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2020-16:vs長崎 2-2

2020年09月03日(木)

樋口大輔

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PV 71

第16節「熱い男」

首位を走る長崎と熱い試合を繰り広げた。特に後半。新しい新潟の姿が見られた。

ビッグスワンで鄭大世が初登場、という大きなトピックがあったこの試合、入場制限がなければスタジアムも相当盛り上がっていただろう。

後半、ピッチに入るときの威圧感。ピッチ、特にゴール前での迫力。チー全体に影響を及ぼすところ。そして結果を出すところ。

北朝鮮のエースに君臨し続けた男は、やっぱりすごかった。

さすが首位

新潟はいつもの4-4-2。GK小島、DF右から新井、マウロ、舞行龍ジェームズ、荻原。後ろはは固定されつつある。ボランチに今日は秋山と福田。右MFに中島、左に本間至恩。中盤の人選はまだまだ流動的。FWは渡邉新太とファビオが入る。

長崎も、新潟と同じようにボールを大事にする。やりたいことがとても似ているように見えた。センターバックとボランチで後方から丁寧に組み立てる。両サイドバックが高い位置をとる。

ボランチの秋野とカイオ・セザールの質が高い。秋野は(新潟の島田やゴンサロ・ゴンザレスがやるように)たびたびDFラインまで降りてビルドアップに参加し、カイオ・セザールはテンポよく球を散らしつつ、要所で鋭い縦パスを狙う。

同じことを狙う両チーム、相手の出方をうかがいつつペースを自分たちのもとに引き寄せようと、球際は激しくやりつつ心理戦みたいな様相も感じとれた。どちらのサイドバックが高い位置をとるのか。どちらのボランチがより多くボールに触るのか。ファビオとイバルボ、ボールがより収まるのはどちらか。

やりたいことが似てるので、相手にやられたくないこともお互いによく分かっている、という雰囲気。

前半、立ち上がりからしばらくは長崎に軍配。少しずつだが質の違い、対応力の違いみたいなものを見せられ、「さすが首位」と唸らざるをえない。

それでもだんだん新潟もテンポが出始めて、「いけるか」となったところでセットプレーから失点。まあしょうがない。前半はトータルで長崎のゲームだったもんな。

出色の後半

後半立ち上がりから、鄭大世が登場。あのチョンテセだ!すげえ、新潟のユニホーム着てる!と、ふつうにミーハー心が掻き立てられる。

タイプ的にもうちょい引っ張ってファビオと交代かな、と思ってたけど、アルベルト監督、思い切りがいい。2トップでファビオと並べる。
替わったのはボランチの秋山。秋山も悪くなかったけどな。福田、中島あたりに比べると守備面での強度とか、そういうところなのかな。展開力とかパスの出し入れはとても魅力的なんだけど。

テセが出て、「さあいくぞ」となりかけたところで、立ち上がり早々まさかの失点。死角から出てきてピンポイントクロスに合わせた大竹洋平のヘディングシュート。FC東京でも活躍してケガとも闘ってた苦労人。やはりポテンシャル高い。

後半しばらくは、「この交代失敗だったんじゃないか…」という空気が流れる。2トップのバランスがよくない。ボールが循環しない。両サイドハーフが流れに入れない…

ただ、少しずつ、チームとしての狙いが定まり始める。
鄭大世とファビオが最前線にいるのである。自ずと攻め方は決まってくる。

新井と荻原の両サイドバックが高い位置をとり、シンプルにアーリークロスを供給し始める。テセとファビオがターゲット。このシンプルな攻撃は、今までの新潟にはなかなか見られなかった。長崎のDF陣は苦労したんじゃないか。両サイドのクロスも高精度だし、FWの迫力もすごい。

で、ついに鄭大世ゴール。中島の強烈ミドルをキーパーが弾いたところ、拾いに行った相手DFからスライディングでボールをもぎ取り、そのままゴールに蹴り込む。熱い男の熱いゴール。これファンが喜ぶやつ。ヨダレ出るやつだ。

ここから俄然新潟にエンジンがかかる。「これでいくぞ」というまとまりが生まれ11人に伝播すると、ギアがさらに一段上がる。

攻撃的な中盤の本間至恩と渡邉新太も、流れに関わり始める。渡邉新太は久しぶりにサイドハーフに入って、最初身の置きどころに迷ってた感じがあるが、調整し、こぼれ球を拾ったり、FW陣の落としを前を向いてもらったり、右SB新井のクロス供給スペースを作ったり、カウンターの起点になったりと、サイドハーフとしての役割を咀嚼。

鄭大世はやはりさすがだ。FWとして、シンプルなことを、継続して、クオリティ高くやる。少し落ちてクサビのボールを受け、流れを作ったら、また最前線へ上がる。相手DFラインとの駆け引き、裏を取る動き、身体を当てる動き、動き直し。ゴール前で受けたときの状況判断。シュート、浮き玉のパス、ポストプレー、ワンツー、身体を使って味方のスペースを空ける、などなど。

そして鄭大世が入ることでチーム全体の意識も統一される。アルベルト監督のサッカーに、強力なスパイスが加わった感じ。

攻め続けた新潟、最後の最後、本間至恩のゴールで同点に成功。左サイドの荻原は最後までよく走り抜いた。本間至恩はロスタイムの最後のところだったがキレが落ちてなかった。若いって素晴らしい。

いい試合だった。アルビはまだ進化してる。

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書き手は私 樋口大輔

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2020-16:vs長崎 2-2
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