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アルビ日記

2021-16:vs琉球 2-1

2021年05月31日(月)

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PV 52

第16節「ちょっとずつ上回る」

2位アルビレックス新潟と、3位FC琉球の大一番。首位は前節新潟を破った京都で、4位にはジュビロ磐田が忍び寄ってきた。

というような現時点での順位は、当の監督スタッフ選手たちにとっては「気にするこたぁない」なんだそうだ。「最終的にどこにいるかが大事」と、どのチームの人も口を揃えて言う。そういうものなんだな。永い永いシーズン、メンタルを持続させながら戦い抜くというのは。

とはいえ、ファンは気になる。毎週の順位が。その順位に一喜一憂して、一週間を気分良く、あるいは鬱々と過ごす。我々はおおいに気にしていこう。

で、大一番。晴れやかなビッグスワンスタジアム。試合前、DAZNに知った顔が映った。スタンドでタオルを、ぴん、と張って掲げてた。なんとなく縁起がいいぞ。なんとなく。

ていねいな2チーム

アルビレックス新潟のスタメンは、前節京都戦と同じ。

GK阿部航斗。DF藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、堀米悠斗。ボランチに高、島田。MF三戸舜介、高木善朗、左に本間至恩。FW鈴木孝司。

FC琉球も、アルビと同じ4-2-3-1を採用。1トップにはボールの収まる阿部拓馬、シャドーに神出鬼没な池田廉、両ワイドが局面の打開を担う風間宏矢と清武功暉、ボランチに精神的支柱の上里一将がいる。選手の構成もアルビと似ている。

そして目指すサッカーがこの2チームはとても近い。後ろから丁寧につなぐ。確率が半分以下のパスは出さない。バイタルエリア付近では、ボールサイドに人を集め、ワンツーとか細かいつなぎで突破を図る。

そういう、ていねいな両チームの試合。立ち上がりも、なんだかていねいだった。

京都戦のような、肉弾戦のバチバチした感じはなくて、相手の様子をうかがいながら、ボールを出したり入れたり、プレーエリアを広げたり縮めたり、そういう「コントロール合戦」のような様相。

今シーズンはあまりない展開だったが、こういう展開はアルビにとってはありがたかったのではないか。

舞行龍と千葉、高と島田に、いつもより時間が与えられた。ボールを受け、顔を上げ、パスを出す。一連の動作がちゃんとできる。その間にサイドバックが高い位置を取れるし、中盤の前3人は中間ポジションに顔を出せる。アルビにとっては好循環。

気持ちよく

前半30分くらいで、がっと試合が動く。
先制は琉球。琉球の攻撃のひとつの型なんだろう。この日も両サイドバックが大きく開いて高い位置をとり、そこから幾度となくアーリークロスが供給されていた。右の田中恵太からの低いグラウンダーのクロスが、飛び出した池田廉にぴったりと合って、ゴールに流し込まれる。

ビッグスワン、シーン…。

でもその後がとてもよかった。1分後、今度はアルビの左SB、堀米悠斗からのピンポイントクロスを、高木善朗が右足インサイドで合わせゴール右隅に流しこむ。技巧的な合わせ方に、「さすが高木」と唸る。

ビッグスワン、パチパチパチパチ…!

琉球が先制して「よし!」となったところ、同じような形ですぐに追いつく。琉球はどうしても、しゅん、となる。得点以上に効果のある一発だった。

そこからは、ほんとうにアルビレックス新潟が気持ちよくボールを回せていたように思う。至福の時間。じわじわと琉球を追い詰め、自陣に張り付かせる。琉球がみんな引くからカウンターの起点の位置も低くて、脅威を感じない。そうすると千葉と舞行龍もぐっとラインをあげて全体をコンパクトにできる。高と島田もその中でセカンドボールを拾う拾う。

後半、おそらくハーフタイムでのテコ入れで、琉球はちょっと盛り返した。でもポゼッション合戦ならアルビに分がある模様。全体をアルビがコントロールできている。

うん、いける。いけそう。そういう雰囲気は、漂っていた。

右に谷口海斗を投入し、ゴールへの矢印を強めた矢先に逆転ゴールが生まれる。高が鈴木とのワンツーでえぐってえぐって、最後はこぼれ球を谷口が振り抜いた。川崎フロンターレで、左から三苫とレアンドロ・ダミアンでよくやるやつ。あの匂いを高と鈴木に感じた。
そして右MFながら最後の場面でここにいた谷口さすが。彼は生粋のストライカーなんである。

大一番を、2-1でものにしてくれた。
同じスタイルの新潟と琉球。ガチンコでぶつかって、ボール支配、内容、スコアでちゃんと勝ってるのが素晴らしい。局面のバトルは五分五分だったかもしれないが、チーム全体の戦術浸透度、連携の密度、柔軟さ、といったところがちょっとずつ上回ってた。そして何より、選手たちが気持ちよさそうだった。

今シーズン、ボール保持率で劣った試合はないんじゃないだろうか。「ボール保持率が必ずしも重要なわけではない」という言説が優勢な現代サッカーだけど、今のアルビにとっては大事なデータであるはず。ファン側としてもやっぱり見ちゃうし。

「ボールを持って持って持ちまくって、いつの間にか点が入ってる」そんな夢心地な展開に近づいてる気もする。

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