キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2021-18:vs岡山 0-1

2021年06月14日(月)

PV 38

第18節「これもまたサッカー」

「J2にVARがあればな…」って、6割くらいの新潟人が思ったかもしれない。大げさか。この試合を決めた後半68分の上門知樹のプレーはたぶんオフサイド。でも判定は覆らず、ファジアーノ岡山の得点1は最後までアルビに重くのしかかった。

けれど、これもまたサッカー。サッカーを形作る大きな醍醐味のひとつ。こういうことも全部吸収しながら、タフに進んでいかなくてはならない。

いい形でボールを前進させること

水曜日には、ここビッグスワンで天皇杯が行われた。普段リーグに出ていない選手中心の構成ながら、ツエーゲン金沢に4-1の快勝。試合に出ている人だけじゃなく、チーム全体にアルベルトサッカーが浸透しているということなんじゃないか。だとしたら、近視眼的に言えば選手層の厚さにももちろんつながるし、長い目で見ればクラブの文化としてこのサッカーが根付く可能性が大いにあるということ。

リーグ戦は、上位争いが混沌としてきた。京都、琉球との三つ巴だったはずが、磐田、甲府がひそかに勝点を伸ばし、ひたひたと忍び寄ってきた。

今日はファジアーノ岡山を迎えてのホームゲーム。もちろんほしいのは勝ち点3。

アルビレックス新潟、スタメンに少し変化あり。Gk小島享介が、大ケガから戻ってきた。おそらく目標としていたはずの東京五輪が迫っている中で、忸怩たる思いがあるはず。

GK小島享介。DF藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、堀米悠斗。MF高宇洋、島田譲、高木善朗、本間至恩。FW谷口海斗、鈴木孝司。サブには天皇杯で活躍した高卒ルーキー小見洋太が入ってる。

立ち上がり、新潟はいつもと違って2トップ気味に入った。谷口と鈴木が並ぶ。非保持のときはどちらかと言うとタテ関係、鈴木が少し引いてボランチあたりをみる。で、2列目は高木が左、本間至恩が右でスタート。面白い試み。ただいつもと居る場所、居る人が違うから、当然ぎこちなさは若干ある。相手の混乱とこちらのバランスを天秤にかけながら試合をすすめる。それはそれで、主導権をこちらが握れる、ということ。

試合展開としては、いつもとだいたい同じ。新潟がボールを持ち、相手の様子をうかがいながら出し入れする。人も動くしボールも動く。岡山は基本的にはリアクションとなる。アルビの出てくる強度や人数に合わせて人を割き、調整していく。

新潟のサッカーは、ボール保持という意味ではどんどん完成度が増してるんだなあ。
例えばビルドアップ。CBからボランチにつけるやり方も、いろんなパターンがある。中央、2トップの間に高が立って2トップをピン留めし、島田が左に落ちるとか。その逆(島田が真ん中に立って高が右に落ちる)とか。相手のプレス位置が低い場合は、ボランチがガっとDFラインまで降りて一旦受けるとか。相手のプレッシングのかけ方が毎度工夫されてるから、それに対する剥がし方もどんどん向上していってるんだなあ。

ビルドアップの目的は、「いい形でボールを前進させること」であり、単純に前に進めればいいってもんじゃない。アルビの場合は「いい形」で前進させられない場合は、引っ込めてまた次を探す、ってのを、丹念に、粘り強く続けてる。

微妙なズレ

2トップで入ったアルビレックス新潟。谷口と鈴木、それぞれの特長と2人のコンビネーションをより活かす、という意味ではけっこう良かったんじゃないか。収める鈴木と抜ける谷口。クロスに対しては一番危険なエリアに絶対いる鈴木と、それを囮に消えてから出てくる谷口。2トップとしてはほんとにいいバランス。

ただ、この並びが慣れていない分、距離感とか、微妙な調整に時間がかかりそう、というのはあった。例えばゴールに迫る最後の崩しの部分。ワンタッチツータッチを続けてペナルティエリアの角をえぐってく、というシーンが今季のアルビは多いが、それをやるには、ある程度オートマティズムが必要だ。勝手に走ってる、見なくても出せる、合わせるまでもなく飛び込んでくる。という一連の自動化。

高木が間で受けたとき、近くに誰がどういう形で居るのか。本間がナナメにドリブルを開始した時に、誰がどういう形でサポートするのか。細かいズレが調整できてくれば、2トップもまたアルビの強力なバリエーションになるはず。

アルビはこの試合の中で、前線の位置取りを何回か変更した。1トップに戻したり、高木と本間の左右を入れ替えたり。それが少しだけ混乱、というほどでもないけど、微妙なズレを生んだかもしれない。

ファジアーノ岡山は、オーソドックスに守り、攻めてきた印象。DFラインはリスクを侵さず、サイドバックもあまり攻め上がってこない。チャンスがあれば、両サイドハーフと2トップの4枚で攻撃を完結させる。ボランチ含め残りの6枚はリスクマネージメントを優先してる。

ただ、とてもコンパクトだった。ゴール前や中央のボールをもたせたくないところなど、密集させたいところに「ぎゅっ」と選手を集めて、スペースを消す作業がとても上手かった。

新潟がいつもより攻めあぐねていたのは事実。もちろんゴールに迫るチャンスも何度かあったが、いつもの角を取る感じ、2、3人でサイドを崩し切る感じは薄かったように思う。

残念な失点があり、それを取り返せなかった。それもまたサッカー。ショックはショックだけど、切り替えなければいけない。点を取られたことより点を取れなかったこと、それは微妙な歯車のズレも影響してたかもしれない。

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