キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2021-20:vs水戸 0-0

2021年06月28日(月)

PV 30

第20節「真っ向勝負からのテコ入れ」

新潟は秋田戦の勢いそのままに連勝といきたいところでしたが、水戸が予想以上に良いサッカーをしてたなー、という印象です。
それではまず、試合のダイジェストをどうぞ。

試合ダイジェスト

【前半】
秋田戦のやり方を変えず、右サイドで幅をとる本間至恩と中寄りにいる右SB藤原奏哉。ただ秋田戦のようにはいかず。前半はどちらかと言うと水戸ペースに映った。どちらもボールを大事に保持するが、持つ位置が水戸のほうが高い。両者激しくぶつかり合いながら、0-0で折り返し。

【後半】
新潟が少しテコ入れ。選手を入れ替え、位置取りも変更する。後半は新潟が主導権を握る。立ち位置を入れ替えながら、変幻自在のパスワークを見せ始める。特に最後の15分くらいは、相当な迫力で水戸ゴールに迫ったが、あと一歩刺しきれず。0-0で試合終了。

新潟と真っ向勝負の水戸

土曜夜開催のホームゲーム。天気は晴れ。ビール片手に観戦するのに最高のコンディション。

水戸ホーリーホックの監督は秋葉忠宏氏。1999年から2004年までアルビで活躍したファイターである。試合のポスターでも「猛将」なんて言葉で秋葉監督のことを表現してた。
「猛将」すごい言葉だな。三国志っぽい。

アルビはスタメンをけっこう入れ替えた。前節からの変更は5人。

GK小島享介。DF藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、堀米悠斗。MF高宇洋、ゴンサロ・ゴンザレス、本間至恩、高木善朗、ロメロ・フランク。FW谷口海斗。

人選は変わっても考え方は変わらない。それぞれが状況に応じて適切な位置取りをし、ボールを保持し、ゴールへ向かう。奪われたらすぐに奪い返す。引いてブロックを作る場面は、あまりみられない。

中盤のサイドは、本間が右、ロメロが左。これまでだと逆だったが、前節秋田戦でのいいイメージを持続させたいという思いがありそう。右SHの本間がタッチラインいっぱいに幅をとって、右SBの藤原がインナーラップを仕掛ける。前節はこれが効いていた(右SHの先発は三戸舜介だったが)。

ただ、この試合はそううまくは行かなかった。水戸の左SB大崎航詩が、かなりうまく対応していたように思う。アルビの右サイドは少し苦しそうで、本間がサイドバックのように低い位置まで下がって受けたり、逆に藤原の位置がサイドハーフくらいの場所になっていたりと、チグハグな場面もあった。

左はと言うと、ロメロが相変わらず体を張る。サイドで相手を背負ってタメを作る、というのは、普通のサッカーでなかなか見られないシーン。ロメロはこれをやってくれるので、相手のサイドバックは嫌だろうし、味方のサイドバック(堀米)やトップ下(高木)はその間考えて動く時間をもらえる。

アルビの攻撃は随所に光るものがあったが、それ以上に水戸のサッカーがよかったかもしれない。特に前半は。

ポジショナルフットボールの完成度を上げるアルビに対して真っ向勝負。自分たちもボールを保持する、奪われたら即時奪回、チャンスがあればロングボールをいれて「ゴールは見えてるぞ」感を出す。もちろん球際は激しく行く。

これまでの相手のプレスは、「プレッシングのためのプレッシング」だったけど、水戸のは「ポゼッションのためのプレッシング」。攻撃を続けるための猛烈なプレスだったような。

ともかく今までとはまた毛色の異なるチームに対して、前半のアルビは少し気圧されていた雰囲気もあった。
ボールを持つ位置。アルビはセンターバックとボランチのあたりで丁寧にビルドアップするが、水戸のそれはもう少し高い。サイドプレーヤーとボランチで数的優位を作るようなイメージ。どちらがいい悪いではないが、この試合の前半はその傾向が水戸に優位に働き、チャンスも水戸の方に多くできていた。

得意のテコ入れ

前半の飲水タイム明け、まず最初のポジションチェンジ。ロメロを右に、本間を左に「戻した」。
ロメロも本間も慣れているだけあってこの場所のほうがプレーしやすそう。ただ、右SBの藤原の位置取りは難しい。ロメロはプレースタイル的にどうしてもサイドに張り出すよりは中寄りでプレーしたい。だから、藤原がこれまでのように内側にいると、幅をとる選手がいなくなってしまう。それだと相手は守りやすい。

前半は0-0で折り返し。後半、新潟アルベルト監督はさらにテコ入れを施す。

ロメロフランクに替えて矢村健を投入。矢村は左サイドに、本間至恩が再び右サイドに出た。
そして矢村は左タッチラインいっぱいに開いて幅をとる。右の本間もタッチライン際で構える。両サイドバックで幅をとるのではなく、サイドハーフで幅をとる。サイドバックはやや中央寄りのポジショニングで、中盤を助けたり、ハーフスペースにインナーラップを仕掛ける。

両サイドがこのように整理されたことで、アルビはがぜん良くなった。アルビのサイドハーフが開いてるので水戸のサイドバックもちょっと開かざるを得ない。そうするとセンターバックとの距離が少し空く。このスペースをサイドバックやトップ下やボランチが使える。

後半はアルビペース。トップ下の高木や、3列目から出ていく高が、少しでも空いているスペースに入ってボールを受けてさばいて繋いでいく。

前半の状況を見て、位置を動かし、うまく行かないなと思ったら素早く次の手を打ったアルベルト監督さすが。

後半、アルビはペースを上げていき攻勢に転じる。水戸のゴールを脅かすが最後の決め手に欠けた。
こういうとき、前線に強力なターゲットマンが欲しいな、と少し思ったりもするが、それは言わない約束。
パワープレーを使わずとも、ゴールをこじ開ける技とインテリジェンスを持っているはずなのだ。

今日の水戸は良かった。でも戦況を見極めテコ入れから攻勢に転じたアルビもすばらしい。

何より白熱の球際。両者とも即時奪回を掲げ、少しでも隙を見せたら奪われる、奪うの世界で90分。ほんとにタフですよタフ。

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書き手は私

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