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アルビ日記

2021-24:vs大宮 2-2

2021年08月10日(火)

PV 152

第24節「ショッキング」

再開初戦。最初から最後までボールもゲームも支配して、これぞアルビ、という試合を見せてくてました。前半の先制弾から一気に流れを持ってくか、と思ったけど大宮に踏ん張られてしまいましたね。ロスタイムの勝ち越し→同点被弾はショッキングでした。それではダイジェストからどうぞ。

試合ダイジェスト

【前半】
新潟がボールを支配。セカンドボールを拾い続け、奪われた後の即時奪回も効いていて、ほぼ大宮陣内に押し込んだ状態でゲームが進む。押し込み続けた30分過ぎ、島田の先制ゴールが生まれる。ボディブローを放ち続けた結果のゴール。1-0で折り返し。

【後半】
大宮は選手交代で状況打開を図るも、新潟の支配は変わらず。ただ新潟が最後のところで決めきれない。本間至恩のPK失敗は不運。大宮は立て続けに前線にフレッシュな選手を送り込み、その選手にワンチャンスを決められ同点。ロスタイムにドラマ。谷口の勝ち越しゴール、その直後パワープレーの大宮に同点ゴール。サッカーの怖さを味わった。

セカンドボールと即時奪回

東京五輪中断明け、約20日ぶりの再開。こういう大事な試合がホームゲームなのはありがたい。

中断期間中、練習試合もやって(富山と1-1)天皇杯もあり(C大阪と2-3)、大分からストライカーを獲得した(髙澤優也)。充実の20日間だったことが、今日証明されるはず。

再開初戦、アルビのスタメン。

GK小島享介。DF藤原奏哉、千葉和彦、舞行龍ジェームズ、堀米悠斗。MF島田譲、福田晃斗、ロメロフランク、高木善朗、本間至恩。FW谷口海斗。

ちょっと不思議だったのは、センターバックの立ち位置が入れ替わっていたこと。千葉が右に、舞行龍が左に入っていた。なんでなんだろう。舞行龍の右足の長いサイドチェンジ、千葉のステップワークを考えると、これまでの並びがしっくり来ていたような気がしないでもないが。

大宮は今季、下位に低迷して喘いでいるが、霜田正浩監督就任後は調子が上向いている模様。中断中に元アルビの河田篤秀、41歳ベテランGK南雄太を獲得し、今日は揃って先発出場している。

3連休の3日目、18:00のキックオフ。ビッグスワンにはけっこう人が入ってる。

立ち上がりからアルビがボールを支配。うん、よさそう。中断のブランクによるギクシャクしたところはなし。ポゼッションに磨きがかかってる。

右サイドの藤原&ロメロフランクのコンビがいい。ロメロがタメを作って、藤原が中から外から追い抜いたり適切な位置でサポートに入ったりする。ここに高木や福田が絡んで、ハーフスペースを攻略していく。

ボールを保持し続けるアルビ。大宮は自陣に押し込まれ、前線が孤立。河田が独り、寂しそう。

アルビはセカンドボールの回収がまず素晴らしかった。

今日はボランチのチョイスが高ではなく島田だったわけだけど、かなりコンディションが良かったのかもしれない。セカンドボールのこぼれどころを先読みしてことごとく拾っていた。あと配球のテンポ、長短のパスのタイミングもよくて、島田のところでリズムが作れていたと思う。

そして30分すぎの先制ゴール。

島田がセカンドボールを拾って右を駆け上がる藤原へ。藤原が相手をかわしてクロス、こぼれ球に反応した島田の左足が炸裂した。

それからチームとして際立っていたのが、「奪われたら奪い返す」意識。とられたら親の仇のごとく猛然と襲いかかる。スピードと激しさ。タイミングを誤ったり強度が足りなかったりして、そこをかいくぐられると一気にピンチになるんだけど、そこで奪い切れていた。

セカンドボールの回収と即時奪回がハマりにハマって、アルビはボールを持ち続け、ずっと攻めていた。

ロスタイムのドラマ

ずっと攻め続けていたんだけど、追加点が取れなかったのが今日の痛かった部分だ。

そして攻め続けているとき、守備陣は集中力を保つのがけっこう難しい。攻め続けられているときはDFは集中できる。でもたまに攻められるときって、マークが曖昧になったり、一瞬遅れたり、ということが起こる。

前半ほぼ押し込まれていた大宮は、当然テコ入れしてくる。

大型ストライカーのイバを最前線に入れ、ターゲットを作る。それからシャドープレーヤー中野誠也、ドリブラー柴山昌也といったキレのある攻撃の選手を送り込んでくる。イバで起点を作り、周りの選手が飛び出していく。攻撃の戦術がはっきりして、矢印が太くなった。

それでもだいたいはアルビペースで進んでいたんだけど、一瞬の隙を突かれて同点弾を食らう。

柴山→中野のライン。中野には前もやられた記憶があって、ビッグスワンで勝負強い印象…。悔しい。

アルビの選手交代。

島田→高、ロメロ→鈴木孝司。鈴木が1トップに入り、谷口が左、本間が右に出る。

更に新加入の高澤優也、右SBに星雄次。

アルビとしては新たなオプションの模索だろう。

まず右SBの星は見逃せない。今季両サイドバックの藤原と堀米はほぼフル稼働していて、バックアッパーが欲しかったところ。星は主に中盤でやっていたけど、SBとしての星に目処が立てば、今後のバリエーションはかなり広がる。ほんとうにポリバレントな選手だ。

そして前線の並びも面白い。フィジカルがありヘディングが強い高澤と鈴木孝司を最前線に並べる。谷口は左のワイド。高木はやや右より。

これにより前線に頭数をかなり揃えられる。相手のDFラインへの圧は強まる。シンプルなクロスが可能性を帯びる。

理論上そうなのだが、最初はあまりうまく行かなかった。前線の選手の役割分担も難しそうだし、単純な押し合いへし合いのパワー対決の様相も出てきて、そうなると今季のアルビの色ではない。

うまく少しいなして、そこからいい形で前線にボールを供給したい。FWの3選手が各々いい場所を見つけ、有機的に絡みたい。ここのコンビネーションはこれから高まっていくはず。そして強力なオプションになるはず。

とはいえ、谷口の勝ち越しゴールは、この配置だからこそ生まれたゴールだった。右サイドからのクロスに中央で構える高澤&鈴木。流れたボールを拾い、持ち出す谷口。振り抜く谷口。これはウィングストライカーとしての谷口の型。それにしてもシュートセンス抜群だ。

その後の大宮のパワープレー、まさかの同点弾。

歓喜の直後の悲劇はどうにもショッキングだった。でもあれはしょうがないよな…シュートを褒めるしかない…

ほぼ試合を支配しながら、ほんとうに少ないチャンスを決められた。判定があればアルビの勝ちだけど、結果は2-2で勝点を分け合う。

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