「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、私の少年時代を彩った傑作マンガである。
1989年〜1996年の7年間、週刊少年ジャンプで連載された。
今年40歳になった私にとって、9歳〜16歳の最も多感な時期をこのマンガと共に過ごしたわけだ。ダイやポップやレオナやマアムやヒュンケル達と共に。
その「ダイの大冒険」が、この10月からアニメ放映されるらしい。
「アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』がテレビ東京で再放送決定!」
ファミ通.com
テレビ東京なので新潟で観れなくてとてもとても残念だけど、でもなんか、なんでこのタイミングで?って思って、不意をつかれて、その後じんわりと少年時代のトキメキが蘇ってきて、泣きそうになった。
で、唐突に、予告編動画を貼る。
ぴゅう。(´ε` )
ぴゅうだよピュウ。心にくちぶえです。
みんな大好きアバン先生(得意技はアバン・ストラッシュ。当時の小学生はみんな習得してた)が、序盤で魔王ハドラーと戦って、メガンテ使って命を落とすわけですよ。「メガンテって、こんな悲しい呪文だったのか」と、当時の私は思ったね。そう安直に使えるもんではないなと。命の尊さとか自己犠牲の精神とか、大人って大変だな、ということも、アバン先生からなんとなく学んだようなそうでもないような記憶がある。
6大団長
魔王軍に6大団長という奴らがいて、こいつらがかっこよかった。
- 獣王クロコダイン
- 魔剣戦士ヒュンケル
- 氷炎将軍フレイザード
- 妖魔司教ザボエラ
- 魔影参謀ミストバーン
- 竜騎将バラン
この四字熟語みたいなのがついてるのが抜群に良かった。
クロコダインとヒュンケルは戦った後に仲間になるから、ドラゴンボールのピッコロとかベジータ、スラムダンクのミッチーのパターンで、みんな好きになる。
あとヒュンケルとバランは単純な悪でなくて、重い十字架を背負ってる。当時10歳そこらの私は大人の世界のしんどさとクールさみたいなものを彼らから感じとっていたような気がしないでもない。もちろん気のせいかもしれない。
でもいま振り返ってみると、ザボエラがなんだかんだ味わい深かった。
「妖魔司教」という一番ミステリアスな肩書がついてるのに、すごく卑怯で性格ひん曲がっていて目的のためなら手段を選ばない感じで、そのギャップがいい。逆に筋が通っていて惚れ惚れする。こういうキャラがいないと少年マンガは盛り上がらない。
蛇足だがドラマ半沢直樹を盛り上げたのもこういうザボエラタイプのサブキャラ達だったんだと思う。
ともかく、このマンガについてはそう簡単に語り尽くせないし、テレ東だからアニメも見れないけど、「ダイの大冒険」もう一回全巻読み返したいな、と。
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