とつぜんですが、みなさんは「もれたろう」ですか?
僕は「もれたろう」です。
おしっこちょっぴりもれたろう です。
けっこうな割合で、もれたろうになっています。
激しく飲酒しているときなんかは、「がっつりもれたろう」になるケースもありますが、基本的にはちょっぴりもれたろうです。
自分が「もれがち」であることを意識し始めたときには、実際のところ僕は「ちょっぴりもれたろう」ではありませんでした。ただの「尿もれジジイ」でした。
ただの「尿もれジジイ」であった頃の僕は、けっこう自分を責めていました。そして尿もれを隠そうとして取り繕い、薄ら笑いを浮かべる日々を過ごしていました。「尿もれジジイ」には救いも可愛げもありませんので。
そんなとき、ヨシタケシンスケ氏の絵本に出会ったのです。
ぴゅう。(´ε` )
今をときめく絵本作家ヨシタケシンスケ作『おしっこちょっぴりもれたろう』。
この絵本に出会い、私はとても救われました。
そこには僕と同じ苦悩を持った少年が描かれていました。少年は自分が「もれたろう」であることに思い悩み、それを隠したり旅に出たりします。その気持ち、とてもとてもよくわかります。
そして最終的に、少年に理解者が現れます。その理解者は「実はわしも、もれたろうなんじゃ」と言い、少年に寄り添います。少年は「自分は独りではないんだ」と気づき、自信を持ち始めるのです。パンツのシミも、その時から心なしか輝いて見えます。
みなさんも、自分だけが「もれたろう」だと思ってることが、ひょっとするとあるかもしれません。でも、「もれたろう」はきっと世の中にたくさんいて、もしかしたら隣の人も「もれたろう」で、言い出せないだけかもしれません。
ちょっとだけ勇気を持って、小さな声で「私もれたろうなんだ」とささやいてみて、「実は私も」って言う人が現れたら素敵ですね。
ちなみにヨシタケシンスケ氏の作品だと、『もうぬげない』もおすすめです。
それでは良い週末を。
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