CSSってなに
「CSS」ってなんなのよ
「CSS」ですね。
シー・エス・エス って読みます。
Cascading Style Sheets ですね。
カスケーディング・スタイル・シート。
いちいちカッコつけるよな
横文字ですからね、すいません。
「cascade」って、「小滝」「階段状の連続する滝」みたいな意味らしいです。詩的ですね。好きです。
CSSはHTMLとだいたいセットで使われます。
前回の通りHTMLが「構造」を組み立てるものであるのに対して、CSSは「デザイン」を担当します。
デザインねえ
たとえば?
色をつけたり、背景をつけたり、サイズを変えたり、左寄せ右寄せ、余白、横ならび縦ならびのレイアウト関係とか、その辺ですね。
なるほどねー
なんでデザイン担当は分かれちゃったの
文書をスッキリさせるためです。
HTMLの中に、デザイン関係の情報が入ってくるとゴチャゴチャして、基本となる文書構造が分けわかんなくなるんです。読みづらい本みたいな感じです。
あとは役割を分けることで、それぞれ専門分野になりますから、お互いの領域でより高度なことができるようになります。
高度なこと?
HTMLでいうと、最新のバージョン5でいろんな新しいタグが登場しました。それによって、文にいろんな役割を与えられるようになりました。
同様に、CSSも策定が進められている「バージョン3」で、いろんなことができるようになってます。
CSSって例えばどういうの
まあ、なんとなくわかる気がするわ
Webページも面白いデザインのサイトがたくさんあるもんな
そうですね。
シンプルなところでいうと、角丸とか、ドロップシャドウとか、グラデーションとか、透明度の調整なんかも、CSSでできちゃいます。
この辺はちょっと前まで、画像作って対応してましたね。
画像でもいいじゃん
まあ、画像でもいいんですけど、CSSでやったほうがいいことが多いです。運用が楽(Photoshopとかイラレが要らない)、再利用が簡単、コードにテキストが残るのでクローラに伝わる、軽い、レスポンシブ対応がうまいことできる、などなど。
熱い想いは伝わったよ
ありがとうございます。
あと、アニメーションもcssでかなりできるようになってます。cssのアニメーションは、例えばJavascriptでつくるアニメーションに比べると、軽くて滑らかという閲覧側のメリット、慣れると実装が楽、という開発側のメリットがあります。
CSSイケてるな
イケてますね。
CSSでできることはどんどん増えてるので、マスターすればWebデザインの幅は大きく拡がります。
「flexbox」とか「grid」と言った、柔軟なWebレイアウトを実装するための機能も搭載してます。
流行にもしっかりついていってるんですよね。
CSSで気をつけること
CSS、死角なしか
少しだけ気をつけることがあって、ブラウザの対応がバラバラってとこですね。
InternetExplorer、Edge、Chrome、Safari、Firefox。それからスマホとかのブラウザも合わせるとユーザーがサイトを見る環境はいろいろなんですが、CSSでいろんな機能の対応状況が、ブラウザによって違うんですよね。
うざいんですけどー
うざいですね。Chromeできれいになってるとこが、例えばInternetExplorerで崩れてたりします。だいたいCSSのせいです。
対応状況はこのサイトで確認できます。
気をつけないとな
クライアントとあらかじめ、対応ブラウザと、デザインと、運用効率のあたりのとこまで含めて話し合っておければ、いいんですけどね。
がんばれ
がんばります
CSSのことは大体わかったよ。
ありがとう
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