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Web担当者のためのTips集

【WordPress】バージョンを最新に保つべし

2021年04月23日(金)

PV 286

今回は、Wordpress(ワードプレス)のバージョンを最新に保つべき理由と、その方法を解説します。

みんなで開発し続けられているWordpress

日本国内のCMSシェアにおいて、Wordpressは実に83.1%をというダントツの数字を誇っています。(2021年4月時点)

※引用元:https://w3techs.com/technologies/segmentation/cl-ja-/content_management

それくらい日本で普及しているWordpressですが、「オープンソース」という仕組みで開発が続けられているシステムです。

説明しよう!
オープンソースとは、プログラムのコードが(オープンに)公開されている状態のことである!

WordPressは、プログラムをオープンにした状態で、2003年から開発が続けられているシステムなんです。
コア開発者は存在しますが、基本的には、「みんなで開発していこうぜ!」というスタンスがあります。

そんなWordpress、2003年から今日に至るまで、継続的なバージョンアップが行われています。
時代の流れに合わせてWebシステムに求められるものは変わっていきます。そういう時流の変化に合わせること、それからシステムそのものの進化を続けていく上で、バージョンアップは欠かせません。

そしてオープンソースという特性上、WordPressの最新バージョンには、世界中のいろいろな開発者の叡智が詰まっていると言っていいのではないでしょうか。

初期バージョンのリリースから18年ほど経った現在(2021年4月)の最新バージョンは、「5.7.1」です。

なんでバージョンを最新にしとかないといけないの

なぜかというと、
進化し続けたいからです!

そう、Wordpressは、世界中の開発者によって、進化を続けているシステムです。だから、バージョンの更新を止めてしまうと、その進化についていけなくなります。変化の激しいウェブの世界にあって、進化が止まるのは、けっこう不利です。

例えば、インターネットを席巻しているサービス、Googleとか、Twitterとか、YouTubeとか、Amazonとか。そういうサービスって、常に進化し続けてますよね。精度が上がったり、機能が追加されたり、合体したり、いろいろと。

検索エンジンのGoogleも、検索システムをよりよいものにしようと日々進化を続けてます。そんな絶賛アップデート中の検索エンジンに評価される側のWebサイトが進化をストップしたら、すぐに化石みたいになってしまうかもしれません。

まあ、そんなに大げさなものでは実はないのですが、それくらいのイメージをもって、Webのシステムもアップデートを続けていくのがいいでしょう。

それから、「プラグイン」というものがあります。

プラグインは、Wordpressの機能を拡張してくれるもので、だいたいどんなWordpressサイトにもいくつかは導入されてます。だいたいは制作者がインストールしますが、運用側でも入れて、使って、ということは可能です。

そんなプラグインにも、「バージョン」はあります。
プラグインも、世界中の様々な開発者が作って配布してくれてるんですが、Wordpressのバージョンアップに合わせて、プラグインもアップデートし続けていく宿命にあるんですね。

WordPressがアップデートしてるのにプラグインのアップデートが止まったら、そのプラグインは最新のWordpressに対応できなくて、動かなくなってしまう可能性があるからです。

逆に言うと、プラグインを使いたいのに、Wordpressのバージョンが古いから使えない!なんてことが起こりうるわけね!

というわけで、進化を続けるウェブの世界で、Wordpressを常に最新に保っておくことは、ウェブサイトを化石にしないためにも必要、ということなんです。

あともうひとつ、セキュリティの問題も

実はもう一つ、
WordPressは狙われやすい、ってことも知っておきましょう!

WordPressの「脆弱性」とか「ハッキングされた」とか「セキュリティ弱い」という話を耳にしたことがある人もいるかも知れません。

これ、Wordpressの仕組みそのものに問題があるわけではないんです。

WordPressがオープンソースである、ということに問題があります

オープンソースってことは、誰でもソースコードを見れちゃうんですね。そうすると、悪意のあるプログラマー「ハッカー」と呼ばれる人たちが、プログラムの穴を見つけやすくなります。

そんなわけで、Wordpressがセキュリティ甘い、というよりは、優しさゆえに狙われやすい、っていう方がイメージとして近い気がします。

で、バージョンを最新に保っておくことは、このセキュリティ面の補強、という意味合いもけっこう大きいんです。セキュリティで狙われやすそうなところが見つかれば、すぐにWordpressの開発者はその綻びを治し、アップデート版としてリリースしてくれます。これは心強い。

この努力があってこそ、Wordpressは今日までCMSシェアNo.1として君臨し続けていられるんだと思います。
WordPressのバージョンアップは、ハッカーたちとのセキュリティを巡る攻防の歴史でもあるんですね。

WordPressのバージョンアップのキーワードは、
進化と安全!ね!

WordPressをバージョンアップする手順

それでは、バージョンアップの手順を簡単に説明します。

WordPressの管理画面にログインし、サイドメニュー。

ダッシュボード > 更新 を押します。
ここがバージョン管理するところです。

WordPressのバージョンが古い場合、こんな表示が出ます。
「今すぐ更新」ボタンがありますね。

この更新ボタンを押すだけで、バージョンアップ完了です。
なんともお手軽。

でもお待ち下さい!
バージョンアップの前に必ずバックアップをとりましょう
ファイルとデータベースのバックアップを。
手順についてはまたどこかで解説します。

ついでに、この画面で「プラグイン」のバージョンアップもできます。

入っているプラグインが最新版でないと、たとえば下の画像のような一覧が出ます。
チェックを入れて、一気に更新してもいいですし、ひとつひとつ入念に詳細を見て、互換性なんかを確認しながらやってももちろんOK。ただし自己責任の世界です (´・Д・`)

すべてが最新バージョンになってると、下のような画面が出ます。
一番気持ちいい状態です。

上の画像の説明

  1. WordPressの利用バージョン
  2. インストールされているプラグインがすべて最新である、ということ
  3. インストールされているテーマがすべて最新である、ということ

説明しよう!
テーマ」とは、Wordpressサイトの構成そのもののことである!テーマは、いろんなテンプレートファイルの集合体なのである!
テーマもプラグイン同様、いろんな開発者が制作し、無料や有料で配布してくれていて、継続的にアップデートしてるものもある!
制作者が「Wordpressでサイトを開発します」という時、すなわち「オリジナルのWordpressテーマを制作します」という意味に捉えるといいかもしれない!

青枠の「4」について、少しだけ補足説明。

WordPressは、アップデートを自動更新にする、という仕組みを持っています。これをONにしておくと、Wordpressの新しいバージョンがリリースされると自動的に自分のWordpressも更新されます。手間が省けるんですね。

ただ、この設定ONは、あまりおすすめしません。自動的にアップデートされてしまうと、知らずしらずサイトに不具合が出ていた、ということが起こり得るからです。
当然ですが、Wordpressのアップデートは、すべてのWordpressサイトの動作を保証するものではないのです。

というわけで、Wordpress(ワードプレス)のバージョンを最新に保つべき理由と、その具体的な方法を見てきました。
まとめると、WordPressのアップデートは慎重に、だけどできるだけ最新に保とう、ということですね。

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