バンコク
旅人のたまり場に埋もれて、行きずりの旅人たちとクダを巻くのが性に合っている。
でも貧乏性なのか、このままだとなんかもったいない気がする。バンコク郊外へ出てみよう。










ポッキーというタイ人が仲良くしてくれる。
遊びに行こう、と、バンコクのいろんなところへ連れて行ってくれる。
二人のときもあれば、友人を紹介してくれることもある。
ある日、ナコーンパトムというところにある、ポッキーの出身大学に連れて行ってもらった。トムという若者が一緒だった。ポッキーの交友関係は幅広い。ヌンジュという女性も紹介してくれた。今は大学の講師をやっているという。
ポッキーがヌンジュと話し込んでいるので一人でぶらつく。大学の構内を歩いて、タイの学生たちの空気を味わう。日本と似たようなもんだ。手持ち無沙汰になったので適当なベンチをみつけて仰向けに寝転がっていたらおじさんに叱られた。日本と似てる。
その夜、ポッキーとトムとヌンジュとで、ナイトバザールに行く。
顔を上げると仏塔がライトアップされていてきれいだ。
ナイトバザールには光と影があって、目を凝らせば影の割合も充分大きいことが分かる。
流れで、ヌンジュの家に泊めてもらった。バンコクの熱気を忘れてしまうほどに涼しかった。扇風機が要らないなんて久しぶりだ。虫の音を聞きながら眠った。
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