シェムリアップ
シェムリアップでの目的は、もちろんアンコール遺跡を見ること。
ゲストハウスの客引き・ンガという青年によると、まだ暗い時間に現地に着いて、徐々に朝焼けに包まれるアンコール・ワットをゆったり眺めるのが観光客の嗜みだそうだ。OKOK。とりあえずンガのゲストハウスにチェックインして荷を解き、少し散策。
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ゲストハウスの青年ンガはとてもいいやつだった。いろいろと親切にしてくれた。夜はウイニングイレブン大会。日本代表としての意地を見せる。
早めに寝て、まだ暗い中起きて、ンガのバイクの後ろに乗っけてもらって出発。
アンコール・ワットの周りには多くの観光客が。そのなかに混じって、芝生に座ってぼんやりする。
徐々にあたりが白みはじめると、すこしずつアンコール・ワットの輪郭が浮かび上がってくる。
冷たい空気と静けさがアンコール・ワットの神秘的な雰囲気に一役買ってる。ああ、見られた。よかった。
遺跡の中に入ると、ある少女に出会った。彼女は一言も口をきかない。ただそのまっすぐな視線が、なんだか痛かった。
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