キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2020-23:vs琉球 1-0

2020年10月01日(木)

樋口大輔

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PV 44

第23節「育成型」

水曜夜の沖縄アウェー戦。移動が大変だっただろうなぁ

FC琉球のホームグラウンド、タピック県総ひやごんスタジアム、通称「タピスタ」は、沖縄市にあるんですね。那覇から浦添市、宜野湾市を越えたところにあって、車で1時間くらい。旅情をかきたてる立地ではある。

南国の夜風が気持ちよさそうだった。琉球と新潟の旗がたなびいてる。
オリオンビールを呑みながらいつか現地で観戦してみたい…

琉球とは14節で対戦し、1-0で勝っている。その試合は高木が決勝点を決めて、無失点で抑えて逃げきった。じんわりといい思い出がある。

前線の気迫

アルベルト監督はこの試合、メンバーに少し変化をつけてきた。
移動も含めて、疲労度合い、コンディション、調子にも気を配っているんだろう。

GK小島、DF新井、マウロ、舞行龍ジェームズ、荻原。ここは変わらず。ボランチに島田と福田。右MFに高木、左に本間。2トップにロメロ・フランクとシルビーニョ。
前線のターゲットとして必ずどちらか置いておきたいはずの鄭大世とファビオが揃ってベンチスタート。

立ち上がり、アルビが一気呵成に攻め立てる。
ここのところなかなか結果が出ていない鬱憤を晴らすかのように、前へ前へとガツガツ行く。
相手のボールホルダーにも、鬼気迫るプレスをかけまくる。

琉球はなかなかペースを掴めない模様。アルビのハイプレス、特に前線で起用されたロメロ・フランクとシルビーニョの気迫が素晴らしい。攻めに転じたときは、シルビーニョがキレのある動きでボールを引き出し、ロメロフランクは相手を背負って起点を作ろうと身体を張る。

本職ではない二人の急造2トップかと思いきや、バランスもいいし、機能してる。相手に脅威を与えている。

で、この気迫がそのままそのまま得点に結びついた。技術戦術論ではなく、メンタル、気合でもぎとった前半5分の先制ゴール。セットプレーからシルビーニョの頭、舞行龍ジェームズの右足、最後はロメロフランクが身体を投げ出して押し込んだ。

この気迫が続けばよかったが、体力的なものもたぶんあって、少しずつアルビのプレスの強度が弱まる。

徐々に琉球ペースに。

アルビは前節に続いて高木が良かった。あいだあいだに顔を出し、シンプルにさばいて攻撃のリズムを作る。

だがやっぱり全体の流れは琉球に。押し込まれ、苦し紛れのクリアをシルビーニョが頑張って追いかけるが相手に拾われる、という展開が続く。
本間至恩がドリブルで中央を切り裂き加速、ミドルシュート、という一瞬はあったが単発感は拭えない。

35分くらいから状況打開のため少しポジション入れ替え。4-2-3-1。高木をトップ下に。ロメロを右に。
うん、このスタイルを熟成させる方向性はいいと思う。

なんとか前半はしのぎきった。といっても、そんなに危ない場面があったわけではない。ペースを握られたが、ゴール前の危険なスペースは消せていた。センターバックとボランチの距離感、役割分担はすごくいい感じ。

あらためて、育成型の監督

ハーフタイムでアルビは4枚替え。コンディションを考えて、最初から計画されていたのかもしれない。

この交代がとてもおもしろかった。

4-2-3-1、後半の並びはこうなる。
GK小島。
DF右から早川、マウロ、新井、荻原。
ボランチ福田、島田。
攻撃的MF右から大本、堀米、本間。
FWファビオ。

意外な人選、配置だ。
特にトップ下、堀米には驚いた。

これまで左サイドバックを主戦場としていた堀米は、たしかに今季左ハーフで使われることが多かったけど、ここに来てまさかトップ下とは。

どうなんだろう、と思って興味深くみていたが、いい感じだったように思う。
前からのプレスが良い。相手のボランチに強度の高いプレッシャーをかけて、パスコースを限定する。後ろは助かるだろう。
攻めのときは、自分でいくというよりは、ファビオ、大本、本間に小気味よくサポートに行き、打開を助けるような役回り。ワンツーとか、ワンタッチでさばいて抜けるとか、そういう形でアクセントを出していた。

堀米をこういう形で使うってのは、バルサのアカデミーで働いていたアルベルトが育成型の人であることを改めて感じる。堀米は経験もあるベテランだが、新たな役割を与えて隠れた才能を引き出してる。

思えば、SBとCBで併用される新井とか、SBで使われる田上とか、中盤のいろんなポジションで起用される中島とか、本職SBなのに一つ前のサイドハーフで使われる大本とか、そういうのは選手の個性を決めつけずに、新たな可能性を見出そうとしている、ということなのかもしれない。

一方で、本間至恩は一時期中央での起用もあったものの、最近はサイドハーフに固定している。この辺もアルベルト監督が考える、本間の育成方法なのかもしれない。

選手の特性に合わせて、選手を育成しながらチームも育てる。なんかとてもいい監督のように思えてきた。

試合は、1-0で逃げ切って勝利。琉球には今季2戦2勝となった。どちらも1-0。

後半は琉球もかなり攻め込んできたけどなんとか守りきれた。勝ち点3を拾ったことも大きいが、監督のビジョンの先に新潟の明るい未来が見えた気がして嬉しかった。

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書き手は私 樋口大輔

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