キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2020-24:vs町田 4-0

2020年10月05日(月)

樋口大輔

1

9

PV 39

第24節「爆発」

ホームゲームで途中出場のチョンテセがハットトリック。
盛り上がらないはずがない。ビッグスワンにもっと人が入っていたら割れんばかりの大歓声に包まれたんだろう。

3点目をとったあとのチームの全員での歓喜の輪を見ると、この夏に清水からやってきた元北朝鮮代表のエースストライカーが、チームメイトに愛されていることがよく分かる。
そして試合後のインタビューも、とてもよかった。「若い頃は、うれしい、と言えば良かったけど、今は、みんなのおかげ、と素直に言える」笑顔で語ってくれた。新潟は本当にいい選手を獲得した。

町田のプレッシング

Jリーグで活躍したポポビッチ監督率いる町田ゼルビアとは、第5節に打ち合いを演じ、3-3のドローに終わっていた

あのときは前半3バックで戦い、後半4バックに戻して息を吹き返した、という展開で、いろいろと試行錯誤を繰り返していた時期だった。
今はチームのスタイルも固まり、戦術の浸透度も深い。だがそれは相手も同じ。
町田はハイプレスから奪って素早いカウンターというスタイルを着実に築いてきているようだ。ポゼッションvsカウンターという、分かりやすい図式、噛み合わせもバッチリの好ゲームになりそうな予感。

新潟は4-4-2でスタート。
GK小島。DFは右から田上、マウロ、新井、荻原。舞行龍ジェームズはお休み。アルベルト監督の考えでは、やはり新井がセンターで田上がサイドになる。
MF、ボランチに福田と島田。熟練されてきたコンビ。右に中島、左に高木。2トップにロメロ・フランクとファビオ。
前線のロメロ・フランクとファビオは共にフィジカルに優れる重量級。町田のDFライン中央に構えるベテランCBコンビ、水本&深津には脅威となるだろう。

立ち上がりすぐは、アルビは前線から激しく行き、なんだか意気込みを感じさせてくれた。ロメロとファビオが果敢にフォアチェックに行く姿は、見てるだけでもこっちがビビるほど。

だが少しずつ町田のプレッシングがハマりだす。町田は一人ひとりが迷いなくプレッシャーに行きだすとこわい。4-4-2同士なので、新潟の4枚のDFラインとボランチにいい感じで人がハマってきて、町田の前への圧力が強まった。

町田は前線のプレッシングの強度もあるし、ブロックを作ったときの4-4-2のラインもきれい。4DFと4MFの並びは一糸乱れず、左右に振られたときのスライドも早かった。

新潟はサイドバックの高さが思うようにとれない。島田が気を利かせて、後ろに落ちたりしながらボールの出どころを作ろうとするが、これも町田に見張られてる。
前半しばらく様子をみていたが、25分すぎくらいにアルビは配置換え。ハマり始めた町田の気勢を少しずらそう、という狙いか。

ロメロを左MFに下げて、高木をトップ下、中島を右MF、という4-2-3-1にした。高木はやはり中で自由にしたほうが活きる。積極的に顔を出してボールの「預け先」を作ってくれる。そしてその後は空いてるところに小気味よく配給する。これがリズムを作る。

高木と中島はかなり流動的にポジションチェンジしていたので、町田はここが掴まえづらくなったのではないか。高木が少し引いて受けて、高木がいたところに中島が入るとか。中島はサイドに張らないので、サイドバックが上がれるスペースはけっこうあったのだが、今日の右SBは田上で、どちらかというとバランス重視。これはこれで、カウンター対策としてはいいのかもしれない。

前半終了間際、先制ゴールが新潟に。正直、前半は町田ペースだったので危ないかな、と思ってたけど、このゴールは素晴らしかった。町田のお株を奪うカウンター。ハーフウェーライン付近でロメロが収めて高木へ。高木が長いドリブルでペナ付近まで運ぶと、右から上がってきた中島に丁寧なインサイドパス。中島もこれまた丁寧に、ゴール左隅へ流し込んだ。

決めた時間帯もよかった。ハーフタイムに新潟は気持ちよく入れるし、町田はもやもやしながら引き上げることに。

テセ劇場

後半立ち上がりからアルビは2枚替え。(町田も同じく2枚替え)
荻原OUTで早川史哉IN。早川はそのまま左サイドバックに。慣れないポジションだとは思うが、45分間そつなくこなした。攻撃について、タテへの突破は見られなかったが、無理をせず、テンポを重視してパスを出す。守備はカウンターに対するリスクヘッジをしながら適切なポジションをとっていた。安心してゾーンディフェンスの一角を任せられる。

あと、ロメロOUTで本間至恩IN。本間は定位置の左サイドへ。ロメロフランクは前線でふんばってタメを作っていた。古巣相手にエネルギーを使い切ってくれて、お役御免。後半は本間のドリブルで攻撃のギアをもう一つあげる狙い。

後半、町田に疲れがみえ、プレッシングに前半ほどの迫力がなくなった。新潟が慣れた、というのもあるかもしれない。とにかくアルビがちゃんとボールを握りだし、ペースを掴み始める。ボールを持たされてるんでなく、持つべくして持つ、いい雰囲気に。

で、鄭大世が、大本とともに登場。大本は貴重な右のサイドアタッカー&クロッサーとしてここ最近また使われ始めた。大本が右、本間が左、で中央には先制ゴールもとって今日ノッてる中島。1トップにどっしりと鄭大世。なんかワクワクする布陣。

2点目のシーンはまたもやきれいなカウンター。中島が左から、高精度の低空アーリークロスを送る。DFとGKの間に巻いて速いボール、ファーに走り込む鄭大世の右足にピッタリ合う、気持ちいいやつ。
難しいシュートだったとは思うが、鄭大世が技術の確かさを見せて右足でミート。GKの股を抜いてネットを揺らす。

このゴールは素晴らしかった。町田のメンタルはかなりやられたんじゃないか。一度ならず二度までも、自分たちがやりたいカウンターを食らって失点。そしてアシスト、ゴール共に質の高い技術を見せつけられた。

そのあとアルビは押せ押せに。ホームだし気持ちいいし。
鄭大世がペナルティエリア内でファウルを受け自らPKを決め3点目。

そして圧巻の4点目は、豪快なボレーシュート。福田からの浮き球を、身体を寝せつつよく抑えてミートし、ゴール左上に突き刺す。

気持ちよかったなあ。チーム全員で喜びを爆発させてるところも嬉しかった。

鄭大世ハットトリック。無失点。4-0。アルビレックス新潟の歴史に刻まれるであろう今日のゲーム、堪能させていただいた。
言うことない、日曜の午後でした。

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書き手は私 樋口大輔

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