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アルビ日記

2022-13:vs琉球 1-1

2022年05月02日(月)

PV 204

第13節「琉球の風はあったかくて熱い」

22位のチームとは思えないほど熱いサッカーをしていたFC琉球、それに対し全身全霊で応える新潟。球際バチバチの激しいゲームで見応えありました。GWの沖縄観戦、楽しかったろな〜

試合の背景

  • 琉球のホーム・タピック県総ひやごんスタジアム
  • 土曜18:00キックオフ(トラブルにより予定より1時間遅れ)。曇り
  • 新潟は3位、琉球は最下位に沈んでいる

試合ダイジェスト

【前半】
立ち上がりから琉球のテンションが高い。気迫と勢い。前半10分、琉球が先制。中央をワンタッチパスで切り崩し、FW草野侑己が右足を振り抜いた。徐々にアルビが主導権を握り返し、前半終了間際、高木がPKを決めて同点。1-1で折り返し。

【後半】
後半の序盤はボールの支配権争い。つまりどちらがボール保持するか。互いに譲らず、球際も激しくなる。両チーム選手交代を交えながら前線を活性化。終盤は琉球の圧が強まり、大本のシュートなど決定機も出てくるが、1-1でドロー決着。

ベンガラの誇り

琉球ホーム・タピック県総ひやごんスタジアム。タピスタ。

ピッチのトラブル?の影響で、試合開始が遅れた。なんかオキナワン・タイムな感じで愉快。DAZNでは両チームのアップの模様が映し出されててこういうのぼんやり観るのも面白い。ちょっと前にリバプールのクロップ監督が仁王立ちで相手チームのアップをじーっと見てる動画に出合って、なんかすごく格好よかった。アップも多種多様。チームや人のカラーが出る。

ゴールデン・ウィーク連戦の真ん中。移動もあってコンディションには相当気を遣うだろう。そんなアルビのスタメン。前節から5枚変更。

GK小島享介。DF長谷川巧、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、堀米悠斗。MF高宇洋、秋山裕紀、松田詠太郎、高木善朗、イッペイ・シノズカ。FW谷口海斗。

秋山がボランチで初先発。こういう使い方、松橋力蔵監督は上手だな。気持ちも含めて選手をちゃんと見てるんだろう。
本間至恩がベンチにも入ってないのがちと不安。

EC琉球は最下位のチームとは思えなかった。確固たるポゼッションスタイルをもつアルビレックス新潟と、真っ向勝負。選手全員に闘志がみなぎってる。20番上里、10番富所、8番池田廉、13番清武功暉、みんなギラギラしてる。「ベンガラの誇り高き琉球」の横断幕も凛としてる。

テンション高く試合に入ってきた琉球は勢いそのままに、先制ゴール。アルビのお株を奪うような形で、ナナメのクサビとワンタッチパスで中央をこじあけ、フィニッシュ。やられた。

目が覚めたアルビも少しずつペースを取り戻す。琉球の激しい当たりにやり返しながら、着実にボールを保持。ただしあまり効果的な前進はできない。中盤から下のボール循環がどうしても多い。前線の谷口は裏を狙ったりポストに入ったり、いろんな動きをしながらボールを引き出そうとしてる。が、琉球も簡単にそこにボールを出させない。

琉球はできる限りDFラインを高くしてプレーゾーンを圧縮、アルビの中盤に息をつかせない。顔を上げさせない、前を向かせない。

ただ、おなじボール保持型の琉球に対し、ボールポゼッションで上回るアルビはやっぱりさすが。琉球はどうしてもリアクションが多くなる。自分たちがやりたいことをやられている感覚。これはストレスかもしれない。

前半終了間際に、クロスに反応した谷口が倒されて得たPKを高木が決めて追いつく。1-1で後半へ。

で、後半。FC琉球はふんどし締め直した。「おれたちもほんとはボール持ちたいチームだろ!」という声が聞こえた気がする。改めて、地に足つけたボールポゼッション。というよりは、相手がボールを持っているときの奪う気迫。「俺らのボールにするんだ!」という熱量。前半の気迫とコンパクトさを維持したまま、ボール保持率を高めてきた。

これが琉球プライド、ベンガラの誇りか。

ちむどんどんする

琉球の球際に呼応する形で、アルビのテンションも上がっていく。今日の試合は沖縄ののんびりムードとは相反して、激しく熱いたたかいになった。なんだか、ちむどんどんする。

前半後半、90分通して意地と意地がぶつかり合って、J2すげぇ、と。なんか熱いんだよな、J2。海外ともJ1と違うテンションがたまに観られるJ2なのです。

DAZN観戦を盛り上げてくれたのは、あったゆういちさんの実況。「サッカーをいろんな角度で楽しみましょうよ」というメッセージが込められてる。そしてちょっとゆるい。選手のオフなふんわり情報を教えてくれる。解説の石川けんさんも優しく反応する。ピッチは熱く、放送席はあったかい。沖縄のサッカーは楽しいな。オリオンビールが飲みたいな。

アルビ、今日初先発の秋山裕紀は、ハーフタイムで退いた。たしかにパスが味方と合わなかったり、前に出ていく回数が少なかったり、というのはあったかも。高、島田との違いもあるが、それはプレースタイルの違い。後半投入の島田は、秋山よりもう少しはっきりとDFラインのサポートに入ったりする。

秋山には秋山の良さがあって、長短のパスもその一つ。前半のあとの方には、いいタイミングでいいところを見ていた。

秋山はボールの持ち方とか球出しのリズムがちょっと独特だから、味方と合うには少し慣れが必要なタイプなのかもしれない(まわりも自分も)。でもこれが合ってくると面白くなる。秋山とか伊藤涼太郎みたいに、面白いリズムの選手というのは、ふつうにボールを受けて離すだけで、ズレを作れる。そういうリズムとかタイミングでふわっと崩す感じ、みてみたい。

後半途中から、元アルビのスピードスター・大本祐槻が出てきた。見慣れてる右ではなく、左サイド。ちょっと窮屈そうな気がしたけど、左足のクロスも上げてたし、なにより最後のシュートには肝を冷やした(アルビGK小島がファインセーブ)。琉球GK田口潤人も元気そうで、こういう、元アルビの選手ががんばってる姿を見るのが嬉しい。

何回も思ってるけど、いつかタピスタ行きたい。

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