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アルビ日記

2022-26:vs山口 3-1

2022年07月11日(月)

PV 131

第26節「10番のいないピッチで」

本間至恩ベルギーへ電撃移籍。のショックも感じさせない、いやむしろそれを発奮材料とした見事な勝利でした。特に前線4枚はすばらしかったなぁ。

試合の背景

  • 7/10 日曜19:00キックオフ
  • @維新みらいふスタジアム
  • 新潟は2位、山口は15位

試合ダイジェスト

【前半】
スリッピィなピッチコンディションもあってか山口に繋ぎのミスが散見。新潟が何度もいい形でボールを奪いゴールに迫る。45分、新潟に先制点。中央でボールを奪った星、左サイドに開いた高木に預けてペナに侵入。高木からスルーパスが出て、星がワンタッチで折り返し、最後は鈴木がニアで仕留めた。

【後半】
50分、CKから新潟に追加点。伊藤のクロスが一旦GKに弾かれたところを高がダイレクトでボレーシュート、地面にたたきつけられて逆サイドに飛んだボールを鈴木が頭で押し込んだ。73分、新潟に3点目。今度は右サイドで高木からスルーパス、裏で受けた鈴木がGKとDFの間に低くて速いクロスを送り、伊藤が合わせた。終盤山口が1点返すも、3-1で試合終了。

10番はベルギーへ行った

先週末、いきなりビッグニュースが飛び込んでくる。

「新潟の至宝 本間至恩 ベルギー クラブ・ブルージュ(クラブ・ブルッヘ)移籍に基本合意」

新潟から直接欧州に飛んでくれることが嬉しい。ベルギーリーグを席巻した三苫薫のドリブルとはまたニュアンスの異なる本間至恩のステップが、本場でどこまで通用するか。とても楽しみ。

10番の旅立ち。これでより一層、気合が入るはずのアルビレックス新潟。アウェー、山口に乗り込んだスタメン。

GK小島享介。DF藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、早川史哉、堀米悠斗。MF高宇洋、星雄次、松田詠太郎、高木善朗、伊藤涼太郎。FW鈴木孝司。

左CBに久しぶりの早川。そろそろ観たい、って時に出してくれる松橋監督、ニクい演出。

試合。今日のアルビはほんとに内容が良かった。ビシャビシャで滑りやすいグランドにも関わらず、ちゃんと繋げる。全員の矢印が前向き、ゴールに向かいつつ、でも急がず慌てず。相手を見ながら、穴を探りながら。ショートパスと質の高いサイドチェンジ、ときに裏1本、と多様な攻め筋を本格ブレンド。ほんとにいいバランスで攻撃してる。

反対にレノファ山口は良くなかった。ビルドアップ時のパスのズレが散見された。前で何度もボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けるアルビ。前半1点で終わったのは、山口としてはラッキーだったかも。

偽ウィング

アルビは全員ハイパフォーマンスを発揮したけど、特に前線4枚はすごかった。1トップの鈴木孝司は圧巻の2G1A。このところ重用されている右の松田は何度も1on1を仕掛け、突破し、決定機を演出し続けた。

そして高木と伊藤。

本間至恩のいた左サイドとトップ下を、「どちらがどう」とは固定せず、流動的にやる感じだった。それが今日はうまくいってた。どちらかと言うと伊藤が中に入り、高木が外に出る時間が多かった気がするが、そこはなんとなく高木の兄貴分的な配慮も垣間見える。

1点目は左サイドの高木が起点、3点目は中央で奪った伊藤が起点となり、右サイドで高木がスルーパスを通した。

流動的な2人の動きを山口DF陣は最後まで捕捉できず、間、間で受けられ自由を与えてしまっていた。

こういう形は攻撃時に有効性を発揮しやすいが守備時はどうだろう。

山口の右SB・22番の生駒はどちらかというと守備的な選手で、あまりサイドで高い位置をとっていなかった。そのおかげもあって、アルビの左サイドハーフはあまり守備のケアに奔走しなくて済んだ。

相手に押し込まれ、右サイドバックなりに高い位置をとられ、それを追いかけないといけないようなとき、伊藤と高木で掛け持ちする左サイドの弱点が露見する可能性はある。こういう戦術は基本的にボールを保持できることが前提の、強者の方法論なのかもしれない。

ただ、こういう形はやっぱり観ていて面白い。「ゼロトップ」や「偽サイドバック」のような、ポジションを偽装する戦術は、立ち位置の妙がより際立つ。「立ち位置で殴る」感覚。アルビの「偽ウィング」に今後も注目。

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