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アルビ日記vsジェフ千葉

アルビ日記

2022-25:vs千葉 1-2

2022年07月07日(木)

PV 115

第25節「夏の戦い方と矜持」

全得点がセットプレーがらみのゲーム、1-2で惜敗でした。千葉の術中にはまってしまった感じですね。悔しい。ユン監督おみごと。

試合の背景

  • 7/6 水曜19:00キックオフ
  • @ビッグスワン
  • 新潟は2位、千葉は8位

試合ダイジェスト

【前半】
13分、アウェーの千葉が先制。右サイドからのFK、クロスからヘディングシュート、GK小島がセーブしたところを西久保が押し込んだ。22分新潟に同点ゴール。右サイド深い位置で得たFKを島田が左足で直接叩き込んだ。1-1で前半終了。

【後半】
後半開始から千葉が二枚替え。60分、CKから千葉が勝ち越し弾。右からのクロスが一旦流れるも、逆サイドの秋山が強烈なシュート、ゴール前で櫻川が少し触って軌道を変え、ゴールネットを揺らす。新潟は終盤パスワークのギアを上げ千葉ゴールに迫るがこじ開けられず。1-2で千葉勝利。

かまえるジェフ

暑い暑い夏の夜。ミッドウィークのホーム戦。千葉には前回の雪辱を晴らしたい。

アルビのスタメンは前節から5枚変更。

GK小島享介。DF藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、田上大地、堀米悠斗。MF高宇洋、島田譲、松田詠太郎、高木善朗、本間至恩。FW鈴木孝司。

CBの田上は舞行龍と組む時は左、千葉と組むときは右に入る。今日は舞行龍と田上のコンビ。千葉の重量級2トップ(櫻川ソロモンとブワニカ啓太)対策の意味合いもありそう。

千葉は4-4-2でセット。そして分かりやすく撤退戦。前に出てこず、ポジションのバランス崩さず、アルビにボールをもたせて、自分たちは持ち場でかまえる。

連戦の真ん中、しかも熱帯夜のゲームだ。体力温存にも効果的だろう。前から追っかけていけば当然疲れるし、アルビはどんどんボールを動かすから走らされる。それならば。アルビは黙っていてもポジションを変えながら流動的に動くから、途中までは動いていてもらおう。自分たちは引いてどっしり構える。ムダに動かない。

そんな思惑が、ぷん、と匂った。

アルビのビルドアップは相変わらず小気味いい。「組み立て時は、各選手2タッチ以内にボールを離す」というルールがあるんじゃないか、というくらい、テンポよく、ぽん、ぽんつないでいく。球が離れるタイミングが分かるから、それに合わせて周りも早め早めにポジションがとれるわけだ(ほんとにルールがあるんじゃないか?)

省エネ

「電力がひっ迫している。みなさん節約を」はこの夏のキャッチフレーズだが、この試合もなんだかそんな雰囲気を漂わせていた。(というとちょっと選手に失礼かもしれない、すいません)

サッカーにおける「省エネ」は悪い意味ではない。

相手を走らせて自分たちは(あまり)走らない。
相手に自分たちのところまで出てこさせて、それをひっくり返す。
ここぞという時に溜めていたパワーを爆発させてギャップを作る。

今日のジェフ千葉の戦い方はそういうのをきっちり体現していたように思えるし、アルビはそれにしてやられた。(というと天国のオシムさんに睨まれるかもしれない、すいません)

千葉のセットプレーも見事だった。練り込まれていて、「ここぞ」という時を皆で理解し戦略的にゴールを奪った。

いや島田の直接FKもスーパーだったけど。

アルビの終盤の猛攻は、素敵だった。簡単なパワープレーを選ばない。パスワークのテンポを上げて、ゴールに迫る。それはあくまでアルビの普段のサッカーの延長線上にあるやり方。哲学を崩さない。自分たちのサッカーに対する執念、意地があって、感動的だった。

相手からすると守りやすいかもしれない。「簡単に放り込んでこない」という共通認識ができて、急にゴール前を脅かされるという選択肢を一つ消せるから、守備側は的を絞りやすい。

それでも頑なにやり続けるアルビ。侍のごとし。これがスポーツグラフィックNumber誌の見出しにもよく出てくる「矜持」ってやつだろう。

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