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アルビ日記

2022-30:vs徳島 2-2

2022年08月08日(月)

PV 168

第30節「アルビ対策」

アルビ対策練り練りの徳島に対して苦戦。ポヤトス監督に認められた感じがしてちょっと嬉しくもあり。最後まで諦めず同点に追いついたのは意地と執念の賜物、勝点1以上の価値ある大収穫でしたよね。両SBのゴールってのもまた格別。

試合の背景

  • 8/6 土曜18:00キックオフ
  • @ビッグスワン
  • 新潟2位、徳島13位

試合ダイジェスト

【前半】
新潟の特長を見越し、守備から入る徳島。陣形を整え容易にビルドアップさせない。13分、徳島が先制。右サイド、マイナスのクロスからシュート、GK小島がセーブしたこぼれ球を一美が押し込んだ。その後は徳島にリズムが出てくる。ボール支配率も同じくらいに。0-1で前半終了。

【後半】
58分、徳島が追加点。右サイドを突破し、ファーへのクロスに反応したのはまたしても一美。ヘッドで突き刺す。終盤に向けて少しずつ新潟がペースを握り始める。78分、FKから藤原がダイビングヘッドを決め1点差に。その後、更に猛攻を仕掛ける新潟。85分、ついに同点ゴール。右サイド浅めの位置から、秋山が左足でクロス、飛び込んで合わせたのは左SBの堀米。2-2で試合終了。

いい守備はチームを結束させる

徳島ヴォルティスのダニエル・ポヤトス監督はスペイン人。元アルビ / アルベル監督(現FC東京)や徳島の前任 / リカルド・ロドリゲス監督(現浦和)のイメージからすると、攻撃時の立ち位置を重視してボールを保持し自分たちのスタイルを貫く、というやり方なのかと思っていた。でもポヤトス監督は少しだけ趣が違うのかもしれない。徳島は今季、リーグ最少失点らしい。

ボールを握りたいはずの徳島の入りは、アルビの良さを封じる、ということを念頭に置いたものだった。

5-2-3気味に陣形を組む。しかもコンパクト。

アルビのビルドアップに対して、前線の3枚(2トップの一美和成と藤尾翔太、トップ下の児玉駿斗)が横に並んで壁を作る。通常、ここはせいぜい2枚なんだけど、徳島は3枚。真ん中の児玉が効いている。状況を見ながら前に出たり後ろをケアしたり、この細かなポジションの微調整により、一人で二人分、前後の広いスペースを消すことができていた。

ここでアルビのスタメン紹介。

GK小島享介。DF藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、早川史哉、堀米悠斗。MF高宇洋、星雄次、松田詠太郎、高木善朗、伊藤涼太郎。FW鈴木孝司。

谷口、千葉はどうしたのか…

先述のように、徳島の守備がハマっていて、アルビの前進がいつも以上に難しい。

いつもならダブルボランチのどちらかが相手のFWの間に立って相手の2枚をピン留めし、どちらかがCB脇に落ちたりしながらパスルートを作っていく。だが今日は徳島、一美、藤尾、児玉の3枚が、それらのコースを消しに消していた。

サイドから迂回路を探るも、徳島の両ワイドは走力とパンチのある新井直人と浜下瑛で、サイドからの攻撃ルートにも強めのプレスがかかる。

徳島は全員で「いい守備をする」という連帯が図られていた。

いい守備はチームを結束させる。

守備で共通理解を作るのは、攻撃でそれをするよりもやりやすい。

サッカーでは、チームの共通理解をいくつ作れるか、というのも勝負を分ける重要なファクターだ。今日の徳島にはそれがあった。アルビを前にすると、相手チームはそれが作りやすいのかもしれない。強大な相手をチームワークで倒すRPGのように。

執念の両サイドバック

前半の先制ゴールの後は徳島の良さがどんどんでてきた。この時間帯に追加点を取られていたらまずかった。

やり方がハマって確信がでてくると、チーム全体に勢いが出る。思い切りが良くなって一つ一つのプレーの強度が増す。

結果、ボールは徳島の方に転がるようになり、ボール保持率も同じくらいになっていった。

後半立ち上がりに2点目を取られる。

一点目と同じ右サイド(アルビの左サイド)からの突破、長身FW・一美がファーに走り込んで、アルビの右SB・藤原の頭上からヘディングシュートを叩き込んだ。

結果論だけど、これで燃えに燃えてくれたのがアルビの両SBだったんではなかろうか。

右SBの藤原、左SBの堀米。

この二人が終盤、ヘディングで一点ずつもぎ取り、アルビは貴重な勝点1を獲得した。

2つとも、執念がビシビシ伝わる、気迫のゴール。特に2点目の堀米。急激な動き出しで相手DFはついてこられず、身体全体で飛び込む迫力に震える。キャプテンマークから伝わるものがあった。

そして堀米のゴールをアシストしたのが秋山裕紀。左足で高品質のクロスを供給した。それ以外にも、タイミングをずらして刺しこむ縦パスとか、右足アウトの惜しいシュートとか、クオリティを見せてくれた。

その秋山を含め、アルビの今日の選手交代は面白かった。61分に両ワイドを2枚替え(小見とシマブク)、72分にボランチを2枚替え(島田と秋山)。サイドアタッカーが変わると攻め筋が変わって徳島は守備のやり方を調整しないといけなくなる。それからボランチの交代は、どうなるのかと思ってたけど、今日に関しては明らかに吉と出た。秋山のパスがアクセントになり、徳島を苦しめた。

それまでハマっていた徳島の守備を混乱させ、終盤はアルビが押し込む展開に。SBも高い位置をとり、それが実を結んだ2ゴールだった。

首位・横浜FCが敗れ、勝点3は「1」に。しかし3位・仙台も勝点差「1」に迫ってきた。

盛り上がってきたぞー。

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