キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2022-38:vs大宮 1-0

2022年09月26日(月)

PV 62

第38節「このゴールには文脈がある」

高木の離脱がありながら、ここに来て今季初の4連勝。秋山裕紀の決勝ゴールは、多くの人数が絡んで中央をこじあけた、集大成的なゴールでしたよね。

試合の背景

  • 9/25 日曜14:00キックオフ
  • @デンカビッグスワンスタジアム
  • 新潟首位、大宮は残留争い中の19位

アルビレックス新潟・スタメン

GK小島享介。DF藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、堀米悠斗。MF高宇洋、島田譲、三戸舜介、伊藤涼太郎、小見洋太。FW谷口海斗。

【途中出場】秋山裕紀、イッペイ・シノヅカ、鈴木孝司、松田詠太郎、星雄次

試合ダイジェスト

【前半】
新潟がボール保持から大宮ゴールに迫る。大宮はコンパクトで集中した守り。セットプレーでいくつかチャンスを作る。新潟は小見のミドルやペナに侵入した伊藤の右足など惜しいシュートがいくつか、だが決めきれず、0-0で折り返し。

【後半】
67分、新潟が3枚替えからテンポを加速。72分に先制ゴール。中盤中央から縦パスでスイッチを入れ、ショートパスでこじあけ、最後は途中出場の鈴木のアシスト、秋山のゴール。その後大宮もメンバーを替えて攻勢に出るが、新潟のDFは堅く、1-0で試合終了。

高木善朗の離脱

今日のビッグスワンは2万人入ったそうだ。すごい。

今日からデーゲームに移行しお昼ごはんを食べたあとの2時キックオフ。3連休最終日、気持ちの良い秋晴れ。サッカー観戦日和とはおそらくこのことだ。

今季はもちろんのこと、ここ数年アルビの攻撃陣を牽引してきた高木善朗が離脱した。右膝靭帯損傷。最近だと代表の板倉滉や宮市亮。レジェンド中村憲剛のケガそして感動的な復活劇は記憶に新しい。

サッカー選手と靭帯は切っても切れない関係。大事にだいーじにしていてもここぞというときに裏切られる。天使にも悪魔にもなる靭帯。(いや、天使になることはないのかも)

試合前、ビッグスワンのスタンドには33番の数字が躍った。そして試合後は選手たちが33番のユニホームを着てメッセージを送る。新潟に愛される33番の離脱は、チームをより強固にしたのかもしれない。

高木が抜けたトップ下は、また違った持ち味でハイパフォーマンスを維持する伊藤涼太郎が入り、左サイドには小見洋太。右には三戸舜介。本間至恩も高木もいないアルビの2列目は大きく様変わりした感じもあるけど、それがそのまま今のアルビの強さでもある。

微妙なズレを生む

大宮アルディージャは、本来降格争いをするようなチームではないはず。J1でいう神戸やG大阪のような立ち位置かもしれない。全員が歯がゆい思いをし、執念をみせてくる。

大宮の2トップのプレスは、アルビのDFラインには食いつかず、2トップでボランチ付近を消す。自分たちのラインはずるずる下げず、一定の高さをキープ。相馬監督らしい、コレクティブな守備網を敷いている。

だが、アルビはこういうのにけっこう馴れてきた。裏にスペースがあれば背後狙いを多用し、ボランチ脇が空いていればそこを、サイドが起点になると踏めばワイドに張ったウィンガーを使う。

いくら相手が鉄壁の牙城を築こうが、ピッチ全体をくまなく覆い隠すことはできない。100%の守備を90分続けることは不可能。必ずピッチのどこかに利用可能なスペースと時間ができる。

大宮の守備はよく、粘られた。なかなか一点が奪えないアルビ。

だが、後半22分の3枚替えがギアチェンジのスイッチになった。秋山裕紀IN、ケガ明けの鈴木孝司IN、大ケガ明けのイッペイ・シノヅカIN。

ボランチ、1トップ、左サイドとそれぞれポジションそのままの交代だったけど、選手の個性によって変化が生まれた。

タッチライン際に張って受けることが多い小見に比べ、イッペイはやや中寄りで受ける。整理されていた大宮の守備にズレが生じる。イッペイには誰がいくのか。行った人のスペースを誰が埋めるのか。こういう微妙なズレは波紋となって大きなギャップを作り出す。

イッペイの受ける位置が変わり、それに連動する形で伊藤が顔を出す位置も、堀米の高さも変化した。右サイドの三戸もボールサイドに寄って、捕捉されづらい位置取りをするようになる。

少しの水漏れが大きな雨漏りに拡がるように、大宮の城壁に少しずつ穴が空いてきた。

そして先制ゴールが生まれる。

秋山裕紀と伊藤涼太郎のパス交換でスイッチON。秋山はそのままペナルティエリアに突進、伊藤からの鋭い縦パスが鈴木へ。鈴木のクサビから三戸と堀米が絡んで、鈴木が相手DFと潰れながらラストパス、最後は中盤から勢いよくボックスに入ってきた秋山が右足で叩き込んだ。

実に5人が絡んだ見事なパスワークで中央をこじあけたのだった。

特筆すべきは右ウィングの三戸と左サイドバックの堀米がゴール直前のバイタルエリアで絡んだこと。攻撃時の縦横圧縮。ボール中心に人を集め、打開する。失ったときのリスクやバランスを考えると、これはかなり難しい人の集め方だと思う。

このゴールには文脈がある。

前半、大宮の城壁のすき間を探りながらボールを保持していたこと。大宮の守備がその状態で整理されていたこと。攻めの3枚替え。起点のずらし。段階を踏んだ、攻撃時の圧縮。相手を押し込んで、ボールサイドに人数をかけられる状態にする。

そして生まれた秋山のアルビ初ゴール。うーん最高。

J2順位(38節終了時)
1位:新潟 勝点77
2位:横浜FC 勝点74
3位:岡山 勝点69

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書き手は私

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