お世話になっております。キタックの佐藤です。
今回は「はじめてクリエイティブを作成するよ!」という方向けにちょっとしたコツについてお話しします。(※広告で掲載するテキストや、画像や、動画のことをここではクリエイティブと呼びます)
はじめてクリエイティブをご用意いただく際、どのような広告にすれば良いか悩んでしまうのではないでしょうか。
今日は「基本的だけど、意外と忘れがちなこと」を備忘録として記載いたします。
※この記事では、当社での取り扱いが最も多い「レスポンシブディスプレイ広告」を前提にお話していきます。
クリエイティブは、「効果測定」を前提に作成する
WEB広告では、これまでのアナログ広告と違い詳細な効果測定ができるという点が特徴です。
この特性を活かし、効果測定しやすいようにクリエイティブを作成すると良いかもしれません。
例 バナナを売るための広告
このような結果が出ると、ユーザーの心に響いたのは「安い」という訴求のバナナだったと仮説が立てられます。
WEB広告はユーザーの反応を数字で見るチャンスです。
こうした効果測定の結果が店舗でのPRや今後の戦略に役立つかもしれません。
コツ1:訴求ポイントを洗い出す。
まずはバナナ(架空の商材)の訴求ポイントを複数考えます。
・安い
・うまい
・新潟産のバナナという意外性
・無農薬
・健康にいい
……こんな感じでしょうか?
コツ2:訴求ポイント1つにつき、1広告にする。
なんでだよ。うちのバナナは安くてうまくて新潟産で無農薬で健康にいいから全部のメリットを知ってもらいたいよ。
その気持ちはすごくわかるのですが、そうしてしまうと配信後に「ユーザーはなにに魅力を感じてクリックしたのか?」ということが分かりづらくなってしまいます。
1つの訴求につき1広告というルールでクリエイティブを作成するのがおすすめです。
金払って広告出すのにもったいない!ユーザーに伝えたいことがたくさんあるぞ!
そうですよね。
ですが、広告は基本的には「スルーされてしまう」ものですので、情報量よりも「刺さる」情報を押し出していくことがベターかなと思います。
「ユーザーに伝えたいこと」はぜひランディングページ(広告の着地先)に盛り込んでみてください!
もちろん、慣れてきたら訴求ポイントの掛け合わせで広告を作成するのもOKです!
・「安い」×「うまい」=「安くてうまいバナナならコレ!」
・「うまい」×「健康」=「おいしい健康習慣をバナナで!」
……こんなかんじでしょうか?
あーもう、どういう広告がユーザーにヒットするのか手っ取り早く教えてくれ!
わー、すみません!
「どういう広告がヒットするのか」は、やはり動かしてみないとわからないことが多いんです。
ターゲットユーザーの属性や社会の動向、掲載時期、その時のムーブメントにも大きく左右されます。
「こういう広告が反応良いです!」という必勝パターンを最初から手にいれることは難しいんです。
ですのでABテストを繰り返し、データの積み重ねから仮説を立て、どういう広告がよいのか判断してまいります。
コツ3:同条件でテストする。
今回は「クリエイティブのテスト」を行う想定です。
この場合は「クリエイティブ以外の条件」をすべて同じにしてテストを行う必要があります。
え〜。「安い」訴求の広告は東京に、「新潟」訴求の広告は新潟に出したいよ。
その設定ももちろん可能です! が、クリエイティブのテストには不向きです。
なぜなら…
この状況だと、「東京だから反応が良いのか?」「安いという訴求ポイントが良かったのか?」どちらがよかったのか、判断ができないのです。
「安い」「健康」の2種類の広告を、「新潟」「東京」に配信したい場合はこのように4種類配信をおこないます。
このように条件を揃えれば、「新潟の人は県産製品」「東京の人は安さ」を求めている……と仮説が立てられます。
(※本日のデータはすべて架空のものです)
ちなみにバナナのイラストは…
このページで作成した広告画像は ティーエルさんに作っていただきました!
さすがのバナナです! ありがとうございました。
まとめ
書き出してみたらなんだか基本的なことでしたね。「当たり前のことだろ」と思われた方も多いかもしれません、すみません…。
なめとんのか!
なめてないです! すみません!
ですが、初めて広告画像を作る、となった場合には意外と忘れがちなんです。
ユーザーに伝えたいことがたくさんあるとは思いますが、のちのちの効果測定を考えながら広告クリエイティブを作るのがコツです。
今回の話もぜひ頭の片隅においていただけたらと思います!
もし制作に困ったらご相談ください。
バナー制作も承っております。
よろしければどうかご感想を!
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