キタックCGソリューションセンター

アルビ日記

2021-30:vs東京V 3-1

2021年09月21日(火)

PV 32

第30節「反撃のノロシ」

東京Vとはどうも相性がいいようです。とはいえ、ホームでの7-0のゲームのようなお祭りムードはなく、どちらにも勝機がある、しびれる展開でした。今日の明暗を分けたのはやはり決定力でしょうか。待ち焦がれた勝点3は、4試合ぶり。

試合の背景

  • 東京Vのホーム、味の素スタジアム、日曜18:00キックオフ
  • 新潟は前節黒星も3位をキープ。とはいえ8位くらいまで団子状態。2位とは勝点差に開き
  • 東京Vは浮上のきっかけを掴めずにいたが前節9試合ぶりの白星

試合ダイジェスト

【前半】
後ろからの丁寧な組み立てが特徴の両チーム。比較的スローな展開。序盤は新潟が優勢。マークのつき方が曖昧なバイタルエリアを攻略してシュートまでつなげる。先制は新潟。三戸の左足ミドルシュートが相手DFの足に当たって方向が変わり、GKはノーチャンス。ボール支配率も五分五分で推移。1-0で後半へ。

【後半】
追いつきたい東京Vの機先を制す形で、カウンターから新潟が加点。高木の抜け出し、右から入ったクロスを大外でロメロが合わせる。だがすぐさま東京VがPKで追撃。2-1となり、東京Vはさらに攻撃姿勢を強めるが、終了間際、DFラインのつなぎにミスが出て失点。3-1で新潟が勝利。

ボールを大事に攻めるのは、けっこう難しい

3連休の真ん中、日曜夜のゲーム。でも東京はまだ緊急事態宣言下。ピッチ上だけでも熱い試合を期待。

アルビはスタメンにテコ入れ。

GK阿部航斗。DF早川史哉、千葉和彦、舞行龍ジェームズ、堀米悠斗。MF高宇洋、島田譲、三戸舜介、高木善朗、ロメロ・フランク。FW谷口海斗。

藤原や福田がスタメンから外れた。後半も谷口や高木を早い段階でOUTさせている。後半の交代の仕方を見ても、連戦続きのメンバーをリフレッシュさせる意味合いもあったように感じる。

千葉がCBにスタメン復帰し、サイドバックに早川が入った。

攻撃時高い位置をとる左の堀米と非対称になる形で、早川はどちらかというと低めの位置でスムースなビルドアップに貢献していた。右はサイドハーフの三戸が幅をとっていて、この陣形も、東京ヴェルディのディフェンスを混乱させる一助になっていた。

東京ヴェルディ、7-0で勝ったときは永井秀樹監督だったなぁ。思想強めの、いい監督だった。そして今は堀孝史監督があとを継いでいる。Jリーグ黎明期の浦和レッズを支えた仕事人、という印象が強い人。

ヴェルディ永井監督が植え付けたボールポゼッションの思想は、堀体制でもきちんと息づいていた。むしろこだわりがより強くなった?簡単にボールを蹴らない。最後の崩しのところでも、簡単にクロスを上げずに、ショートパスで細かく抜けてこうとする。

例外として、アンカーに佐藤優平を配し、そこからだけは長短織り交ぜたパスのバリエーションがある。そこでアクセントをつけたいのかも。

佐藤含め中盤3枚はテクニシャン、前線3枚はスピードとシュートセンスがある面々。はっきり色分けされた前線の布陣。

ただ、ボールを大事に大事に攻めていくのはけっこう難しい。3人くらいの意識とタイミングが合致しないと抜けられない。これを毎回の攻撃で、たくさんやっていかないといけない。

そういう意味で、アルビはいつもより守りやすかったかもしれない。自分たちもそういう狙いがあるわけだから、東京Vがやりたいことは熟知してる。狙っているポイントも感覚的に認知できる。

アルビは、どちらかというとフトコロ深くゆったりと構えているように見えた。

ある程度のところでは東京Vにボールをもたせておく。もちろん危険なところは潰す。相手が狙う背後のスペースも事前に察知しケアしておく。東京Vがボールを保持した上で突破していくためには、ボールを追い越していく選手が何人か出てこないといけない。

アルビはそれをやらせた上で、ボールを奪った瞬間に、陣形の整わない東京V陣内に攻め込む。そういう狙いがあったかもしれない。

決定力について

この日のアルビには、決定力があった。3つのゴールを奪い、それ以外にも枠内シュートが多く見られた。一つ一つの攻撃がゴールに直線的に向かっていて、シュートに結びついていた。

三戸舜介の先制ゴールの時は、東京Vの寄せが甘かった。三戸はその前にも左足でいいシュートを打っていて、「これがある」と分かっているはずなのに、東京Vは誰が行くのか整理されていなかった印象。

アルビの2点目は、狙いがハマったもの。先制されて前がかりに点を奪いに来る東京Vをひっくり返すカウンター。高木のパスとロメロ・フランクのシュートのクオリティ。

東京Vの攻撃も全然悪くなかった。待ち構えているアルビDFの細かい隙間を、アイデアとコンビネーションで何度かすり抜けた。これはこのサッカーの熟練度だと思う。逃げないでやり続けると、いつか大成するかもしれない。守備も辛抱なら、攻撃も辛抱。

だが今日のところは全体的にアルビが「大人のサッカー」をしていたし、何より決定力の差が出た。決定力というのは、最後、シュートを打った人の責任だけじゃなくて、そこに来るまでの流れで生じる微妙なタイミングや感覚のシンクロ具合も影響してくる。

例えば、FWが欲しいところに欲しいタイミングで欲しいボールが来れば、シュートの成功率は相当高いんじゃないか。でもそういう事はほとんどありえない。FWはボールをもらうために何度も動き直す。その心的ストレスや身体的負荷なんかも、ぜんぶ加味した上で決定力をみるべきだ。

東京Vのエース端戸仁には、後半何度かヘッドでの決定機があり、わずかに枠を逸れた。結果的にこれが3発決めたアルビとの差となったかもしれない。でも端戸だけの問題ではもちろんなくて、そこまでの過程をみないといけない。

そういう意味では、アルビの攻撃は、最後に決めるに足る攻撃プロセスができていた、と言える。

アルビは4試合ぶりの勝利で、浮上のきっかけを掴みたい、掴んでほしい、いや、掴むはず。懐の深い、大人のサッカーが見られたし、選手もリフレッシュできた、三戸や鈴木孝司に久しぶりのゴールが生まれ、チーム全体に勢いが生まれる予感もある。

反撃のノロシが上がった。

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