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アルビ日記vs横浜FC

アルビ日記

2022-23:vs横浜FC 0-2

2022年06月27日(月)

PV 178

第23節「リスペクトされる」

首位攻防戦にふさわしい、球際バチバチで戦術的にも引き締まった好ゲームでした。悔しい結果だったけどスタイルを貫いたアルビを誇らしく思います。

試合の背景

  • 6/26 日曜18:00キックオフ
  • @ニッパツ三ツ沢球技場
  • 新潟首位、横浜FC2位で迎える首位攻防戦

試合ダイジェスト

【前半】
ボール保持は新潟、下がりすぎず積極的な守備をする横浜FC。19分に横浜FCが先制。左サイド長谷川竜也からの右足クロスに飛び込んだ小川航基が頭で合わせた。0-1で折り返し。

【後半】
激しい球際の攻防が続く中、70分に横浜FCが追加点。敵陣中央からのショートカウンター、長谷川のふわりとしたスルーパスに渡邉千真が抜け出し、右足で冷静に突き刺した。新潟もパスを繋ぎながらサイドで打開を試みるも横浜FCの集中した守備を崩せない。0-2で悔しい敗戦。

首位攻防戦

今季のJ2を引っ張る両チーム。勝点45と43で迎えた1位と2位の直接対決。前回はアルビがホームで3-0快勝した。その時のヒーロー、小見や三戸はベンチにいなくて、ウィンガーとしては代わりに調子を上げている松田やシマブク・カズヨシが入っている。アルビの選手層は本場のハンバーガーみたいにぶ厚い。

本日のスタメン。

GK小島享介。DF藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、堀米悠斗。MF星雄次、島田譲、松田詠太郎、高木善朗、本間至恩。FW鈴木孝司。

高宇洋がカード累積で出場停止、代わりに星がIN。

試合は首位攻防戦らしいハイレベルな展開。

横浜FCの四方田監督、入念に手を打ってきた。まず試合の入り方。前回対戦の反省を踏まえて、全員気持ちの乗ったいい立ち上がり。ふわっとしていたところがなく、鬼気迫る勢いでボールに食らいついてくる。こういうのに慣れてるはずのアルビのビルドアップが、それでも気圧されるほどの迫力。

いい守備から入る、ということの徹底。ある種の割り切りを感じるが、意識統一されて、そこに気持ちが乗っかったチームは強い。

アルビのボール保持率は高いものの、いい形でファイナルサードに入っていけない。横浜FCの中盤のフィルターはかなり濃厚。隙がない。

そんな中での失点。長谷川竜也と小川航基の狙い所が完全に一致していた。あれは防げない。二人のコンビネーションの為せる技。

ここから

今日の横浜FCは強かった。ボールを持っていても常に狙われている、狩られる、という恐怖を感じるような。DFラインは下がらず強気。できるだけ前で守備する。これがハマって、アルビの中盤にルックアップの余裕を与えなかった。

3バックっぽい予想もあったようだが、実際は変則の4-4-2のような形。後ろは右から中村拓海、岩武、ガブリエウ、亀川。その前にイサカ・ゼイン、和田、ハイネル、長谷川。2トップに渡邉と小川。3ラインをきっちり敷いて、全員守備意識が高い。自分のゾーンで頑張るだけでなくて、他のエリアのカバーも含めて。イサカと中村は本間至恩を挟み込むし、和田とハイネルは中央の危険なエリアを事前に察知して埋める。長谷川、小川、渡邉も連動してアルビDFへのプレス、運ばれたときのプレスバックを長い時間やり通した。

そして攻撃に転じたときの威力。右サイドの矢は2本あって、イサカとその後方からくる中村。左サイドの長谷川は川崎F時代はゴリゴリのドリブラーだったが、ここではバランスをとりながら、中央にも入っていったりしてチャンスメイクの幅が広がってる。渡邉と小川の決定力は日本人ストライカーの希望。

選手個々のクオリティが抜群に高い。その横浜FCが、かなり戦略を練って、アルビを倒すためにある意味自分たちを捨てて意思統一して、この一戦にのぞんできた。そういう凄みを感じた。

逆にアルビは、こういう相手にリスペクトされる存在なんだな、と改めて思う。

今日のアルビの出来はぜんぜん悪くなくて、自分たちのスタイルを貫いた。ゴールには結びつかなかったが、横浜FCの牙城をこじあける空気はあった。

ボランチ高は不在だったが、島田と星のコンビはそれぞれの色を出しつつ機能していた。途中出場の秋山裕紀もミドルパスの質が高いし、受けて出してのリズムが独特で、やっぱりみていて面白い。

横浜FCはたしかに強かった。この一戦への集中力を感じた。練りに練って、ここにぶつけてきた。

そしてアルビの強さは、なんというか継続性を感じるものだ。ここまで積み上げてきたものを、少しずつ進化させて、更に積み上げていく。一歩一歩。ぶれないスタイル。だからそう簡単には壊れないし、変わらない。深度が違うのだ。

現在2位。ここからまた、スタイルを貫いて進化させる、積み上げは続く。

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